英会話が特別視されない社会を求めて
ある方の投稿を拝見して、「あなたもそうですか」と思いました。
これまでに
「留学してるんだね!」
「はい!」
「じゃあペラペラだよね?すごい!」
「いや…笑」
という会話を5000回くらい
「留学してるんだね!」
「はい!」
「じゃあ英語話してみて!」
「何を?笑」
という会話を2万回くらいしてきてる。
英会話学習者あるあるを体験してみて下さい
次の会話は、私や同業の知人たちの実体験、同業者のあるある体験をいくつかまとめたものです。私たちの部分を敢えて「あなた」にしてみました。もしよかったら、自分を当てはめて読んでみて下さい。
よくある会話例1
あなた:「英語を勉強しています」または「しばらく留学していました」
お相手:「何か英語話してみて」
あなた:「(英語)」
お相手:「で、今何言ったの?」
よくある会話例2
あなた:「英語を勉強しています」または「しばらく留学していました」
お相手:「本当に話せるの?」
あなた:「・・・」
よくある会話例3
あなた:「(ネイティブと談笑)」
お相手:「ああ、本当に話せるんだ」
あなた:「・・・」
よくある会話例4
お相手:「あそこにガイジンいるよ。なんか英語話してきたら?」
あなた:「知らない人に話す用事ないんですけど」
お相手:「ほんとに英語できんの?」
よくある会話例5
お相手:「(車のラジオ)今のガイジンのDJ、何て言ってたの?」
あなた:「●●がどうしたこうした、それで○○がああでこうで」
お相手:「絶対うそだろ」
あなた:「・・・」
よくある会話例6
あなた:「(例えばミスチルの曲を熱唱)」
お相手:「英語の曲歌わないの?」
あなた:「(例えばミスチル)の気分なんだけど」
お相手:「英語勉強してるんだろ?」
よくある会話例7
お相手:「お仕事は?」
あなた:「英会話を教えています」
お相手:「では英語ペラペラなんですね」
よくある会話例8
お相手:「お仕事は?」
あなた:「学校で英語教えています」
お相手:「ああ、そうですか」
あなた:「(あれ、いつもの言われないな)」
悪気がないのは100%知っています
聞いている側に悪意がないことはよくわかっていますが、この事例から言えること、それは、日本はいまだに英語が特別視されすぎている、そして、いろんなレベルで楽しむ人がいるスポーツや音楽のような状況になっていない、ということです。旅行レベル、外交通訳レベル、いろいろいて当然なのです。英語を勉強する、留学するイコール100%ネイティブレベルになる、のではありません。
英語は特別ではありません。練習環境(学校など)を整え、きちんと練習すれば、公教育レベルではみんなが例えば英検3級レベルの会話能力を身につけることは可能です。好きな人は、卒業後も続けて上を目指せばいいというだけの話なのです。それぞれのレベルで話せば、それが「話せる」なのです。
英語を話せるのは、特別な才能なわけではありません。特別視する風潮がなくなることを願っています。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!