「英語を話せないのにどうやって話すの?」とお悩みなら
英語で話すという体験を通じて得た記憶は、長期記憶に残りやすいです。また、日本人同士の練習よりも、外国人と話す方がモチベーションが上がり、さらに定着しやすくなります。しかし、そう言われても、今は英語が初級で、どうやって話したらいいかわからないと思っているかも知れませんね。そんな方には、
自分から質問する
というアプローチをおすすめします。
疑問文を駆使して会話体験を増やす
英語の練習を初めて日が浅いうちは、話しかけられても、相手の英語を理解しづらいもの。会話を成り立たせるのも四苦八苦しますね。愛想笑い、苦笑いに終始したという経験の人は多いと思います。
いざ英会話実践となっても、自信がない、でも話したいと思ったら、あなたから先に話しかけましょう。疑問文で始めればいいのです。
質問を用意しておく
あらかじめ、質問を用意することで、どんな答えが返ってくるか事前にある程度予想ができます。簡単な例で言えば、
あなた:How are you?
お相手:I’m fine, thank you.
この疑問文からは、相手の調子を知ることができると予測できますよね。fine, tiredなどの単語を知っていれば対応できるわけです。
あらかじめ用意しておいた質問で自分から会話を始めると、話題をコントロールできるというメリットがあるんです。相手の答えがある程度予測でき、何を言っているかが大体理解できるので、良い方法ですよ。
準備しておくとよい質問
「調子はどう?」と質問する
“I’m fine.”以外の返事であっても、体調や近況報告に話が絞られるので、内容把握が容易です。
- How are you?
- How have you been?
- What’s up?
などを使ってみましょう。
「出身はどちらですか」と質問する
相手の出身地を聞くのは特に失礼ということもなく、無難なスモールトークにもつながります。
- Where are you from?
- Where do you come from?
- Where were you born?
などを使ってみるといいですね。
お相手の生活などについて質問する
相手に興味を持って、どんな人なのか積極的に質問してみましょう。ただし、プライベートなことに踏み込みすぎないように。マナーをわきまえた質問内容を心がけるべきなのは、どの国の人が相手でも同じです。
What do you do for a living?
(お仕事は何を?)
What do you do on weekends?
(週末は何を?)
How is your work?
(お仕事の調子はどう?)
What kind of food do you like?
(好きな食べ物は?)
質問しても、相手の英語が聞き取れない!
いろいろ質問してごらんとアドバイスすると、
「自分が質問するのはいいんだけど、相手の英語が聞き取れなくて」
というお嘆きを聞くことがありますが、それでもいいです。
最初から理想の会話を目指すのではなく、当たって砕けろの精神で。わかれば嬉しいし、わからなければ、その「わからなかったという経験」も記憶にしっかり残り、次につながるのです。大事なのは、わからなかった単語や表現を次回までに使えるようにしておくこと。そうやって知識が積み重なり、上達していくのです。
相手の英語が聞き取れなくて困った時には、次のフレーズを使って対処しましょう。
Excuse me. Could you speak more slowly?
(すみません。もう少しゆっくり話して下さい。)
Sorry. I couldn’t catch what you said.
(すみません。言ったことが聞き取れませんでした。)
What do you mean by [相手が言った語句]:?
(~とはどういう意味ですか?)
Could you explain that word?
(その単語を説明してくれますか?)
英会話上達のポイントは積極的に話しかけること。質問して話題をコントロールするのがポイントです。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!