いつになったら、私は英語が話せるようになるんですか?
英語・英会話の練習を始める(始めた)人にとって最大の気がかりだと思います。私もよく受講生様から聞かれます。問い合わせで最も多い質問でもあります。
明確なレベルを設定をしよう
最初に考えてほしいことは
どのくらいのレベルで英語を話したいのか
であります。具体的に、どのレベルの英語力が欲しいのかを自分でイメージできていないと、どこまで英語を練習してもらえればよいかのアドバイスができません。外国人に道案内できればいいのか、海外旅行先で現地の人と簡単な言葉を交わしたいのか、ビジネス系のプレゼンテーションをしたいのか、国際会議通訳の仕事を得たいのか、求めるものは人それぞれ。目標によって覚える単語や表現の量も違ってきます。勉強する範囲がまるで違ってきますよね。
「単語が覚えられない」の誤解
「どれくらいのレベルで英語を話したいのか」とはつまり目標設定のことであります。ここがはっきりしないと陥るのが、
単語が覚えられない問題
です。
まず、目的・目標がはっきりしていれば、anticlimax(竜頭蛇尾)という単語を覚えるべきか、無視してよいかは自分で判断できます。紳士靴関連の英語を主に覚えたい人にとっては、shoehorn(くつべら)を覚える方が価値がありますね。覚えられなくても落ち込む必要はありません。
「単語が覚えられません。どうしたらいいでしょうか」と相談してくる人には、優先的に覚えるべき単語の取捨選択ができていない人が多いです。目標が漠然としていると、あらゆる単語を覚えないといけないような気がしてきます。しかし、自分のための英会話で何でもかんでも覚える必要はありません。つまり「覚えられない」を誤解しているのです。覚える必要のない単語で悩んでいるのですから。自分でレベル設定ができていないと、そこがわからず、覚えられないと焦ってしまうのです。
目標・ジャンル・レベルが決まれば楽勝
頻出語句は負担なく覚えてしまえるものです。もしあなたの目標が「英語で料理」だとしましょう。これだけで使う単語や表現は絞られてきます。日々料理と英語に触れていれば、必要な語句・表現は苦痛なく身につくのです。
あとは実践
残るは実践です。海外に滞在して英語がペラペラになって帰ってくる人と、全然話せないまま帰国する人がいます。違いを生むのは、実践の差です。日本人が周りにいるかいないかを気にする人がいますが、そういう問題ではありません。自分がどう行動するかです。
いつになったらあなたが英語を話せるようになるのか。個別案件ですので、ここで具体的数字を出すことはできません。しかし、以上のことを心に留めて実践すれば、教材の広告に書いてあるような3ヶ月、半年という期間で結果を出すことは不可能ではないでしょう。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!