「なぜ」話せるようになりたいのか
あなたの英語学習の目的は何でしょうか。昔から「留学しないと無理だよ」というのがありますね。最近では留学神話は少なくなっていますが、現地じゃないと言葉をマスターするのは無理という考え方は依然残っていると思います。
留学して成果が出る人もいれば出ない人もいます。どうすれば留学という貴重な経験を語学習得にもしっかり反映させることができるのか、そこをしっかり考えないといけません。実は、留学して成果を出す人と出せない人の違いとは
語学が目的なのか他に目的があるのか
の差です。言葉は所詮道具です。語学を目的にして留学しても、自己紹介・道案内・買い物程度はできるようにはなりますが、中身のある会話ができるようには、なかなかなりません。学びの対象が英語そのものになっている人は、ほんの少し視点を変えるべきかも知れません。いつまで経っても「英語を話せるようになりたい」ばかり言っているようでしたら、改めて英会話を練習する理由を考えて下さい。英語を使って何をしたいのか、何度でも自分に問いかけてみることをおすすめします。
英会話の先の目標を持っていますか?
その目標は壮大である必要はありません。条件があるとするなら
自分にとってリアルな目標
であること。「自分にとって」が大事です。周囲の人間が何を言おうが関係ないということです。自分にとって譲れないものであれば、それがいいのです。
- 海外旅行を思う存分満喫するため
- 観光ボランティアとして英語を使えるようになるため
- アメリカでデビューした時のため
- などなど
英語を駆使している人で、英会話そのものが目標だった人はいません。間違いなく上のような「~するため」「~したいから」がありますよ。「英語コーチ工藤 裕が英会話を熱心に練習した理由は?」と聞かれれば、きっかけはくだらないものでした。好みの女性が欧米人だったというだけです。なぜ今でも英語の勉強を続けているのかですが、英語を苦手にしている人に教えたいからですし、他には日本語以外からさまざまな情報を収集するためでもあります。単純に言葉が好きという理由もありますけど。これらはすべて、私にとってリアルです。
挫折しない英会話のポイントは、何のために英語を学ぶのかをきちんと考えること。自分にとってリアルな目標を持てば挫折することはまずないでしょう。
あなたはなぜ英語を話したいのですか?
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!