「教えてあげる」と「自分で使う」
何か自分が知ったり覚えたりしたこと、どうしていますか?誰かに聞いてほしくて、話したくてうずうずした経験はありませんか?覚えたことを誰かに話すと、記憶に残りやすいと思ったことはありませんか?
知識などを覚えるのは「インプット(入力)」です。頭の中にある知識を外に出すのが「アウトプット(出力)」です。頭の中にあるものを外に出すことで、その知識が定着し忘れにくくなることがあります。経験的にわかりますよね。定期試験前に、クラスメートに勉強を教えると、相手より自分の方が理解が深まったはずです。友だちに何とか伝わるようにとがんばっているうちに、自分が納得していたというもの。「あ、そういうことだったか!」という気付きがありましたよね。そのことだと思って下さい。
英語を練習していても、なかなか定着しない。単語がなかなか覚えられない。そういうお悩みがあるのなら、アウトプットしましょう。何かを覚えたら使ってみる、教えてあげる、ですね。記憶力に自信がなくなったと感じたり、覚えておきたいことあるのなら、誰かに教えたり実際に使いましょう。
以前、「報告する」という話を記事にしましたが、今日はどんな知識を得たのかを要約して報告するのもいいですね。このようなメールマガジンやブログ、SNSなどでの情報発信もアウトプットになりますよ。覚えたい内容を投稿すると、その記事全体が印象に残って記憶に留まりやすくなると感じます。
他にはどんなアウトプットの方法があるでしょうか。単語やフレーズを覚えたら、すぐに使ってみるのが理想です。しかし、機会を待っているだけだとそれは訪れません。そこで、多少強引でも、あえて覚えた表現を会話にねじ込みましょう。その日使いたい表現を決め、「このフレーズを使いまくるぞ」と誓います。私の場合、思い出すのは
not only A but also B
(AだけでなくBもまた)
です。知っていても使いにくいと感じていたので、ある日の会話に大量に放り込みました。何度も何度も「~だけじゃなくて、~もね」と言っている自分。異様な感じもしましたが、相手は気づいてくれたようです。この気持ちを理解してもらえたのも含めて、その光景と共にnot onlyは私の頭に定着しました。
アウトプットにはテスティング効果というものがあるそうです。脳は、ある情報を記憶すべきかそうでないかを判断しますが、アウトプットすることで前者であると判断するとのこと。これは脳にとても良いそうです。脳にも良いのですから、定着させたい事柄はどんどんアウトプット。外に出していきましょう。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!