目標を明確にして先生を有効活用する

英語を勉強したい人の多くが「話したい」と言います。そこで私は質問します。「何を話したいですか?」と。実はこれが最初の関門です。

「何でもいいから話したい」

という答えが多いんですね。もしあなたが英語の会話力の伸び悩みを感じているとしたら、この答えが原因である可能性があります。目的、目標なき前進は道に迷うんです。英会話で結果を出すコツのひとつは、英語を使う分野の絞り込みです。政治の話はできなくても、化学の話はできなくても、哲学の話はできなくても、

「◯◯の話だけはきっちりできるようになりたい」

このような目標設定がある人は、間違いなく伸びます。まるで話せない分野があっても構わないと割り切れる人が伸びるとも言えるでしょう。英会話に興味が出てきたら、自分は英語を使って何を話し、何をしたいのか、絞り込むことを強くお勧めします。それができたら、次に考えるのが先生の有効活用です。自分の持ちネタを題材にしてレッスン挑むと、やる気が全然違います。

以前札幌市内で開催した小さなセミナーに出席して下さった方は、タロットなどの知識があるとのことでした。私の質問に対して、いくつも返答が返ってきます。私は質問し、うなずき、時々英語を直し、次の質問をし、私の理解とその方の言いたいことが合致しているかを確認していきました。理想的なレッスンの流れです。

自分の特技や専門分野を話題にすると、レッスンの流れを受講者が主体的に準備することにつながります。これは大事なことです。もし、すべて講師に任せるレッスンだったらどうなるでしょう。先生に丸投げするのは、受け身だと宣言するようなものです。集団授業では、レッスン形式に制約がありますが、個人レッスンなら要望を出せます。先生を大いに利用しましょう。完全に英語初心者という場合は、基礎知識のどこまでさかのぼりたいのかをしっかり伝えて下さい。先生としては、中学校レベルの〇〇くらいは知っているだろうと思うことがあります。でも、あなたはそれを知らないかも知れないんです。要望は明確に伝えましょう。これも先生の有効活用です。

◯◯だけは英語で話せるようになりたいと「限定する」こと。これができるからこそ、先生を活用でき、自分の伸びをコントロールできるのです。そうすることで「話したい」という思いが満たされ、話せるようになり、目標を達成できます。

英語で話したいことは何ですか?

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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