英語ではカテゴリーを絞って話す
英会話では、短くコンパクトに話すよう心がけましょう。言わなくても通じる単語は省いて構いません。どのような単語を省くかは状況によってさまざまですが、初級者がやりやすいのは「カテゴリーで話す」と要点を絞れます。。参考にしたい例は、食事の注文場面。国際線に搭乗して食事の時間になると客室乗務員さんがやって来て、
“Beef or chicken?”
と聞いてきます。何気ないひと言ですが、このフレーズは”Would you like beef or chicken?”を短く言ったものです。でも、それだけではありません。本来なら、ビーフにもチキンにも正式な料理名があるはずです。しかしそれは言われていません。メニュー名への言及は省略して、肉の種類、つまりカテゴリーに絞って食べたい方を聞いてきます。実にシンプルです。英会話の練習に使えると思いませんか?
ポイントは「カテゴリー」
下の会話例は、server(ウェイターのこと)があなたに選択肢を与える状況を設定しています。返答例をよく見て下さいね。
Example 1.
Server: Would you like onion soup or Caesar salad?
YOU: I’ll have the soup, please.
Example 2.
Server: Would you like New England cheesecake or Dutch delight apple pie?
YOU: I’ll have the apple pie, please.
Example 3.
Would you like hash brown potatoes or seasonal fruit?
I’ll have the fruit, please.
ややこしい名前の料理でも、スープかサラダか、ケーキかパイか、ポテトかフルーツかのカテゴリーはわかります。答える時にもカテゴリー名なら会話がスムーズで楽になります。
おもてなしの時にもカテゴリーで
機内食時のカテゴリー質問、活用すべきだと思います。もし海外からのお客をもてなす機会があったら、最初はカテゴリー質問で相手の好みを探りましょう。例えば、
“Japanese or western?”
(和食?洋食?)
“Fish or meat?”
(魚?肉?)
英語がシンプルになり、相手も答えやすく、そして食事のプランが絞り込みやすくなりますね。詳細は後回しにしてカテゴリーで話すと、会話が楽になります。いろいろな場面で取り入れてみて下さいね。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!