つづりと音の関係を知るには

イタリア語やドイツ語の入門書を覗いてみて下さい。つづりと発音がだいたい一致していて覚えやすいです。私はドイツ語は使えませんが、つづりと発音だけ基本を覚えたので、ドイツ語の本を音読するとネイティブスピーカー(母語話者)に通じます。うなずいてくれますよ。私は何もわかっていませんが。

ご存知のように、英語のつづりはハッキリ言ってめちゃくちゃと言っていいでしょう。アインシュタインはドイツ人ですが、アメリカに移り住んだ後、英語のつづりにはずいぶん泣かされていたそうです。実際、英語のつづりは覚えにくいですね。でも、ある程度の規則性があるのも事実です。ただ、それを教えてくれる先生はあまりいないのではないでしょうか。

それでも、徐々に導入が進んでいるのが「フォニックス(phonics)」です。英語圏では小学校で使われる指導法で、読み書きの基本です。日本では、松香フォニックス研究所(現mpi)が最初にフォニックス学習法を取り入れたのではないかと私は理解しています。

フォニックスは、英語の発音とつづりの規則性をルール化した学習法で、これを日本の英語教育に応用すると、

  • 英語の発音がよくなり、ネイテイブのように発音できるようになる。
  • 初めて見る英単語を読むことができる。

という効果が期待できます。これは早期教育だけでなく、大人にも有効です。英単語をカタカナ読みしてしまい通じなかったという経験はありませんか?フォニックスは、発音とつづりの規則性をルール化したもので、単語のつづりを書写で覚えるという感覚から抜け出すことができます。

英語のつづりは煩雑なので、フォニックスで全てはまかないきれませんが、やるとやらないとでは英語を読む力に大きな差が生まれます。これまでの学校教育では、音とつづりの規則性に関しては生徒各自の気付きに任されていたように思います。ですから、大人になって英語を学び直そうとすると、ローマ字読みやカタカナ読みを引きずってしまって苦労するんですね。

そこで、基本的な発音と同時に、つづりと音の基本的な関係も知りたいならば、自学自習も可能なフォニックス教材を手に入れることをお勧めします。私が使ったフォニックス教材は絶版になっていましたが、別の本がないか検索してみたら、これが見つかりましたよ。

付属の音声を聴きながら発音を学び、つづりと音の法則性も学べます。かなり頭がすっきりしますからオススメです。私もフォニックスを意識して英語の指導をしています。フォニックスという言葉、ぜひ知っておいて下さいね。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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