自分の中にあるもの

繰り返しお伝えしていますが、完璧主義になると物事は上達しません。英会話もそうです。間違えてもいいので、どんどん使いましょう。とは言うものの、英語の完璧主義から抜け出せない人がたくさんいます。英語完璧主義日本人。通訳レベルにならないと「話せる」と言ってはいけないという意識。これは国民病です。教育制度が生んだ病です。学校で仕込まれるのは、

正しく英語を読みなさい

正しい英語を書きなさい

でした。しかし、正しい英語を話せと学校では習いません。これは重要ですよ。正しい英語を話しなさいと言われない状況は救いかも知れません。背景事情はいろいろありますが、言われないのはいいことです。話す時くらい間違ってもいいよと背中を押されていると解釈することにしましょう。それでも日本人の英語は相変わらずです。結局、原因は本人の心の中にあると思いますよ。学校のせいにしても解決はしないんですよね。教育制度のせいにして話せるようになればいいんでしょうけど。

理想の自分

本人の心に原因があると言いましたが、それが完璧主義です。あなたを苦しめているものは何なのか。それは理想の自分ではないでしょうか。「英会話を習っています」という人と知り合う機会がありました。習い始めて3年だと聞きました。そこで「英語でお話しませんか」と誘ってみたところ、「いやいや、とんでもない。全然話せませんから」と言うんです。習っているのに話すことから逃げるんです。3年間も習っていても「英語が話せます」と言えず、まだ話せないと思い込む理由は何でしょうか。その答えは自分の中にあります。それが理想の自分です。

良い理想と悪い理想

理想の自分とは、通訳者のように英語がペラペラな自分です。それが今の自分を見下しているんです。「その程度の英語で、『話せる』なんて名乗るな!」と脅してくるんですね。理想の自分を持つこと自体は良いことです。しかし、理想の自分に今の自分を見下させてはいけません。理想の自分とは、現実の自分が見上げる存在であるべきです。理想の自分の位置から見下ろす自分は、惨めな姿です。そうやって見下ろし、見下していると、今の自分は自己嫌悪に陥ります。

現実の自分を直視しましょう。理想の自分になるために必要なことがわかってきます。理想の自分の視点に立つのではなく現実と向き合う。今の自分の目線で自分を見れば、英会話は気楽に取り組める対象になると思いますが、どうでしょう。

「理想」の位置から現実を見つめると、愕然とします。できていない自分を見るからです。

「現実」の位置から理想を見つめると、やる気が出ます。「ああなりたい」と思って取り組むからです。

あなたはどちらで考えていましたか?ゆっくり考えてもらえたら嬉しいです。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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