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日本語で鍛え、英語で実践する

英語を教える中で「ああすればいいよ」「こうすればいいよ」とアドバイスします。しかし、完璧なアドバイスというものはないのが当然で、日々考え込む私です。言葉は使ってナンボ。実は、その「使ってナンボ」をどう納得してもらえるかが苦心するところです。使ってナンボですから、まずは話してもらわないと前に進みません。そこでは、何を話すかが重要ポイントになります。実は、英会話の実践になると、「何を話していいかわからない」と悩む人が少なくありません。私も無言英会話を何度となく経験していますから、よくわかります。

 

会話レッスンで、「フリートークをしたい」と言われることがよくあります。事前に決め事をしないで、その場の流れで進める会話です。自由に話す時間ですから、今の最大限の英語を使い、かつ応用力を身につける絶好の機会になります。

なるはずなんです。

しかし、自由ほど難しいものはありません。美術の授業で、「自由に絵を描いていい」と言われるて何も描けなかったという経験はありませんか?「自由に話しましょう」「自由に話したい」という提案の結果、無言の時間がやって来ます。これは困りますね。

フリートークにコツはあるか

まず、日本語を話すのが上手な人のスキルについて考えてみました。だいたい

  • 瞬発力(返事のしかた)
  • 把握力(状況察知)
  • 論理力(話の展開のしかた)

になるのかなと思います。参考になるのは、番組司会者やアナウンサーです。特に、アナウンサーの練習方法は参考になると思います。実生活で、目の前の状況や情報をすぐさま言葉にできるよう、毎日トレーニングしているそうです。試しに自分もと思いましたが、まるで言葉が浮かびません。難しいです。しかし、日本語でできることですから、基本的には誰にでも取り組める訓練だと、私は思うわけです。日常生活で目に入る情景を、日本語でできるだけ丁寧に描写します。それができるようになってくると、

英語でもできるようになるはず

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です。これは、英語で話せるようになるという意味ではなく、話の展開を日本語と同じようにできるようになるという意味です。

 

英検の2次面接を知っていますか?イラストを与えられて、描かれている状況を描写するという課題があるんです。この問題が苦手だと悩む人に、「日本語で絵の説明をしてごらん」と言うと、言葉に詰まる人が少なくありません。英語力不足が原因だと思っている人が多いですが、実はそうでもないのです。日本語で描写できないものを、語で瞬間的にやろうとするのは負荷が大きすぎます。英語上達のためにも、日本語の表現力は大事です。

フリートークを効率的に行うには

英会話レッスンでの「フリートーク」は、完全フリーにはしないほうが良いです。準備をしましょう。一例として、次のような感じがよいでしょう。

  • 話題を用意する。
  • 話題の展開を考える(話の順序)
  • どんな単語や構文を使うかをあらかじめ決めておくと、使いたい英語が明確になる。
  • 例えば、料理の話をしたければ、食材の単語をチェックする。

注意点ですが、英会話の練習のためのお話なので、専門的な話題は控えましょう。一般的ではない話の方がよいと言う人がいます。相手がたくさん質問できて、会話が活発になると考えるようです。しかし、実際には会話は止まります。専門的すぎる話に対して、人は「ふーん」としか反応しないものなのです。「へえ、詳しいんだね」と言われて終わりになります。話を続けやすい話題を選びましょう。語学の練習なので。話題はこんなものがよろしいかと思います。

  • 今日(前日)あったこと
  • 週末の予定など
  • 身近な話題

時事問題は論理的、理知的に話す訓練にもなりますね。ただし、高度な内容が多いですから、英会話初級者には不向きです。中級以降で取り入れるといいでしょう。

 

英会話が上達するには、日本語の力もある程度は必要になります。「瞬発力」「把握力」「論理力」は普段から日本語の中で練習できます。どのように話せばいいかを意識するための練習になりますね。英会話の実践では、自分にとっても相手にとっても話しやすい内容を選び、会話が成立するようにして下さい。そうすると、沈黙を作らずに会話のキャッチボールをすることができるようになります。

 

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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