欧米人の表現は大げさ

たぶん西欧言語に広く当てはまると思うんですが、日本語と比べると表現がおおげさなことが多いです。欧米人は表情が豊かだとはよく言いますよね。実際そうです。それだけでなく、言葉のチョイスもけっこう豊か、まあ、おおげさなんですよ。褒めるのが上手だという話もよく聞きますよね。プレゼントを渡したら、

「こんなステキなバッグ、人生で初めて見た!」

など。ぶっちゃけた話、ステキなバッグなんていくらでもあるんですが、嫌味なくサラリと言われると、渡した側は素直に嬉しくなります。

ある時、中華料理を食べていたら、特筆するほどではない普通の卵スープについて、アメリカ人客が”This is the best soup I’ve ever had!”(こんなに美味しいスープは初めてだ)と言っていたのを、どういうわけか今でも覚えています。日本人は表現が控えめなので、欧米人はとても褒め上手に感じられます。誇張されていますが、悪い気持ちはしませんからね。

レス・ポールというギターの名人がいまして、1990年くらいに彼を称える催しがありました。登壇して賛辞を述べたエリック・クラプトン氏は、

「レス・ポールは、僕が3歳の時からずっとヒーローなんだ」

と述べています。おおげさですよね。クラプトンが文字通り3歳からレス・ポールの楽曲を聴き狂っていたとは考えにくい。でも、英語の中でこういう誇張表現が出てくると、なぜか自然です。

もし英語の強調・誇張表現に興味が出てきたら、インタビュー動画をチェックしてみてください。誰かへの賛辞が述べられている内容なら、誇張表現が多用されているはずです。「おおげさ」の中に感じる「やさしさ」を見出して下さい。また、日本語だと不自然に思えるような、おおげさなことでも堂々と英語で言ってみましょう。英語ではすんなり受け入れられますよ。

照れずにどうぞ。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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