こんにちは。オンライン英語・英会話コーチ工藤 裕です。今日の英語表現、行ってみましょう!
Phrase (語句)
every Tom, Dick and Harry
Meaning (意味)
- 誰も彼も
- 普通の人たち
- 猫も杓子も
Comments (ひとこと)
今回のフレーズはevery Tom, Dick and Harryです。「すべてのトム、ディック、ハリー」で「誰も彼も、猫も杓子も」という意味を表します。一般的に知られている名前を列挙することで、一般の・普通の人たち、誰も彼も皆、と表現しているのです。表現、文法に応じて、everyをanyにして使うこともあります。
日本語には「猫も杓子も」という表現があり、これが「誰も彼も、どいつもこいつも」を表しますが、どうして猫としゃもじの組み合わせなんでしょうね。諸説ありますが、正しい由来はわかっていないようです。
こちらの英語表現の場合、17世紀頃には別の名前で言い始めていたようで、19世紀頃に今のTomとDickとHarryの名に落ち着いたとされています。猫と杓子よりはわかりやすいですな。
最近の傾向を考えると、男性の名前ばかりが使われているのはどうなのだろうと思ってしまいますが、今のところ、ネイティブスピーカー(母語話者)から特に疑問の声は出ていないようです。
Examples (例文)
Example 1
Look at this crowd of people! Every Tom, Dick and Harry is here for Christmas shopping.
(この混雑見てみろよ。みんなクリスマスの買い物に来てるんだなあ。)
Example 2
My aunt invited every Tom, Dick and Harry, although I just want to have a small and quiet party.
(僕は小さく静かなパーティがよかったんだけど、おばがいろんな人を呼んじゃった。)
Example 3
They don’t allow any Tom, Dick and Harry to access this information.
(一般の人はこの情報にアクセスすることは許されない。)
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!