基本に返ろう、挨拶のいろいろ
英会話の最初に必ず習う「調子どう?」というこの表現、”How are you?”と習いますが、バリエーションがあります。次の3つも覚えておくと良いですよ。
- How are you doing?
- How’s it going?
- What’s up?
これらはあちこちで紹介されているものですので、すでに知っているかも知れませんね。返答の基本形は”I’m fine, thank you. (And you?)”です。これもバリエーションがありますので、次のような言い方も知っておきましょう。
- I’m good.
- Can’t be better.
- Peachy.
なども使われます。”I’m good.”は説明不要ですね。”Can’t be better.”は、少し混乱するかも知れません。直訳すると「より良くなることはできない」です。「今のこの状態よりも良くなることはない」ですから「今が最高」という意味なんです。否定文で、調子が悪い意味かと思ってしまいそうですが、反対なんですね。自分で使っているうちに慣れてきますよ。
“Peachy.”は初めて聞く人が多いかも知れません。桃から来ています。これも「絶好調、最高の気分」という意味です。
A: Hey, how are you?
B: Just peachy.
という感じのやり取りができたら、なんとなくおしゃれな感じがします。いい気分を桃で表す、おもしろいですね。
How are you?は形式的である
一般的に、英語で”How are you?”(またはその同義表現)と言われた時は形式的なんです。実際の気分や体調は問われていません。その時点の体調などを言おうと、言葉を選ぶ人がいますが、不要ですよ。さらっと”I’m fine.”と答えて、次の話題に移りましょう。古き良き日本語の習慣で、「お出かけですか?」と声をかけられたら、「ちょっとそこまで」とさらりと返していた、それと同じです。聞いた方は、こちらがどこに行くのかなんて気にしていないし、答える方も適当なものです。形式的なものですから、”How are you?” “I’m fine.”でいいのです。
もちろん、診察室でお医者さんに”How are you?”と聞かれたら、きちんと症状を伝えましょう。”I’m fine.”と反射的に答えたら笑われたという実話がありますよ。かわいらしくていいですけどね。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!