英文法は不変ではありません

言葉は常に変化します。方言もあれば、単語が変化することもあるし、同じ単語でも発音が変わってしまうこともあり、また、文法が変わってしまうこともあります。変化のしかたはさまざまです。

英語の音の変化で言えば、newは「ニュー」と習いますが、今では「ヌー」と発音する人が大半。historyを「イストリー」と発音する人が増えてきました。米国イリノイ州シカゴのChicagoは「シカゴ」ですが、「チカゴ」と発音されるようになってきています。ラップ音楽では、theを”da”と発音するし、表記も”da”としています。

文法変化の例を挙げると、日本語なら「ら抜き」(食べられる→食べれる、など)が増え、最近多いのは「さ入れ」です。「やらせていただく」などが増え、嫌がる人も多いですが、変化だと私は捉えています。

「正しい言葉を話すべき」と止めに入る言語学者がいますが、変化はたいてい止められません。「~じゃないですか」という言い方も定着してしまい、これをメディアで批判する学者はもういません。

私たちの大半は学校で英語を学び始めます。「標準的な英語」を習うので、今この瞬間に起こっている変化は教材には反映されません。もちろん、標準的な言葉の基礎は大事なので、映画で使うような表現(俗語など)を真似して使うと、教師に止められることはあります。でも逆に、学校で習った英語を使うと、表現が古臭いとネイティブに言われることもあります。言葉は生き物であり、変化します。学校でイヤと言うほど言われた「正しい英語」なんて、あってないようなもの。

「正しい英語を覚えたい」なんてネイティブに言ってごらんなさい。「私こそ正しい英語を覚えたい」と言われます。「正しい日本語を覚えたい」と外国人に言われたらどうですか?「私こそ正しい日本語を覚えたい」と答えたくなると思いますよ。

言葉は生き物です。参考書や辞書で解決する問題もあれば、無理な問題もあります。正しいとか正しくないとか、失礼になるとかならないとか、ガチガチに考えていたら前に進めません。あなたが踏むべき最初のステップは、自分の発した英語が通じると知り、素直に喜ぶという成功体験です。それを重視してください。最初からストイックにならないことですね。気楽に学びましょう。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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