■anytime soon
sometimeとanytimeの違い、someとanyの違いってわかりにくいですよね。
■今日のフレーズ
anytime soon
そのうちすぐに
■例文
(1) Is the fog going to lift anytime soon?
(霧はまもなく晴れるのだろうか)
(2) We shouldn’t expect progress anytime soon.
(我々は、すぐに進展があると期待するべきではない)
(3) John should be getting to your place anytime soon.
(ジョンはそろそろあなたのところに到着するはずです)
■解説・コメント
前の記事ではsometime soonについて解説しましたが、ここでは単語が異なるanytime soonを取り上げます。
anytime soonの一般的な辞書の和訳がsometime soonとあまり変わらず「そのうちすぐに」のようになります。当然、sometime soonとどう違うのか、という疑問が浮かぶことでしょう。ざっくりですが、次に挙げる2点を覚えれば日常の会話的には十分です。
最初に、sometimeとanytimeの雰囲気を次のように覚えましょう。
- sometime はっきりはわからないがそのうち
- anytime いつ何時(なんどき)でもおかしくない頃
次に、機械的に次のパターンを覚えてください。
- 肯定文ではsome
- 否定文と疑問文ではany
ひとまずこう覚えておけば基本会話では大きな問題は生じません(ただし、詳細な文法語法の知識が必要な場合(お堅い文章の読解など)は別途丁寧に学びましょう)。
では、上の例文を使って確認してみます。例文(1)の直訳は「霧はいつ何時にでも晴れるだろうか」で、そこから「そのうちすぐに」の解釈です。機械的には、疑問文だからanyを含むanytimeが使われていると理解できます。
例文(2)は、直訳が「我々は、いつ何時であっても進展があると期待すべきでない」、かつ機械的には否定文だからanytimeが使われているという理解です。
例文(3)については「あれ?」となりそうですね。肯定文なのにanyが使われているからです。anyは肯定文でも使われる、これは実際そうなので覚えてもらうしかありません。その上で直訳すると「ジョンはいつ何時にでもおかしくないタイミングで到着するだろう」となります。また、この文は肯定文ですから、sometimeを使うことももちろんできます。その場合は意味が「ジョンははっきりはわからないがそのうち到着するだろう」となるのは上で述べた通りです。
多くの英語学習者は例文(3)のパターン、anyが肯定文で使われている時に混乱するようです(私もそうでした)。会話や読書を通じて、焦らずに使い方に慣れていきましょう。
someとanyの区別は、話し始めると長くなりがちなトピックなのですが、「英会話実践のため」と目的を絞れば、概ね以上の解説で大丈夫です。慣れれば、someone/anyone, something/anythingなどでも十分に応用できるようになりますよ。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!