何度でも投稿したくなるフレーズ

受講生の方々から質問を受けますが、意味を把握しづらいと言われる表現のひとつが

Couldn’t be better.

です。挨拶フレーズのひとつなのですが、これは一体どういう意味なんだと質問されます。いいの?悪いの?と。betterとあるから良いのかと思いつつ、notとあるのでやっぱり悪いのかと。

“Couldn’t be better.”で「とても調子がいい」

“How are you?”と聞いた時に、”Couldn’t be better.”と返されたら、それは「絶好調!」という意味です。

betterはgoodの比較級ですから「より良い」という意味です。couldn’tは「なり得ない」という意味です。ふたつ合わせて「より良くはなり得ない」になりますね。

「良くはならない」とは言っていないんです。「これ以上良くはならない」と言っているので、今が最高の状態なのです。

日本語で「これ以上良くはならない」と言われると、お医者さんから深刻な話をされているイメージを思い浮かべると思います。このフレーズを理解しにくい人が多いのは、きっとそういうことなのでしょう。病気・ケガなので「これ以上良くはならない→最悪だ」と考えてしまいますよね。しかし、感情抜きで言葉の論理だけで考えてみましょう。言っていることは上と同じで、病気やケガを患っている状態でのベストなのです。

良くなっていくイメージをグラフで表せば右肩上がりです。

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PublicDomainPictures / Pixabay

このグラフの右端がベストです。グラフがここでストップすれば、これ以上良くはなりません。だからベスト、最良、最上、最高なのです。

他にも応用できる

“How are you?”と聞いたら”Couldn’t be better.”と言われた。それは「最高だよ」という意味だということがわかりましたね。このフレーズの単語を入れ替えて応用することもできます。

badの比較級はworse(より悪い)です。”Couldn’t be worse.”と言えば「最悪だ」となります。上の説明がそのまま当てはまります。

How are you? (元気?)

– Couldn’t be worse. (最悪だよ)

他の比較級を入れてももちろんオーケー。

Shopping on Amazon couldn’t be simpler.

(アマゾンでの買い物はとても簡単だ(これ以上シンプルにならない))

Their manners and customs couldn’t be more different.

(彼らの風俗習慣はまるっきり違う)

などのようにも応用できます。

英語特有の言い方ですが、とても英語らしいとも言えます。ぜひ使ってみたいと思ってしまう表現ではないでしょうか。

補足:couldは過去形じゃないの?

「couldはcanの過去形と習った。だから、couldn’t be betterは「これ以上良くならなかった」という意味のはずだ」と思ったかも知れません。couldはcanの過去形だと一度は習います。しかし、その意味で使うことはほとんどありません。日常会話で一番多いcouldの用法は次の通りです。

could

しようと思えばできる;状況が許せば~になり得る

couldn’t

しようと思ってもできない;状況がどうであれ~になり得ない

めんどうだなあと思うかも知れません。日常会話では上記の例文をcan’tで済ませる人もたくさんいます。そんなに深刻に考えず、英会話を楽しみましょうね。

 

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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