電気製品と言えばコンセント。USB電源が増えていたりもしますが、これなくしてほとんどの製品は使えません。

日常生活でいつも使っている「コンセント」という言葉。これをconsentと言っても英語では通じないということを知っていましたか?

consent「同意」「同意する」という意味で、電気製品とは無関係なのです。ですから、私たちの言う「コンセント」のつもりでこれを言っても相手はキョトンとしてしまうことでしょう。

英語は大きくアメリカ英語とイギリス英語に大別されますが、コンセントは英米で違う言い方をします。アメリカ英語では

(1) outlet

と言います。アウトレットモール (outlet mall) という言葉でおなじみのoutletです。一方、イギリス英語では

(2) socket

と言います。カタカナ語でも「ソケット」と言うことがありますね。電球を回し込む部分などをこう呼んでいます。

米語のoutlet、これの元々の意味は「出口、はけ口」です。壁のそこから電気が出てきて、電気製品に入っていくという発想なのでしょう。壁から電気の出てくるところだからoutletだというわけです。

これに対して、イギリス英語のsocketですが、本来の意味は「ものを差し込むためのくぼみ」です。壁に付いたプラグの入り口(差し込み口)という発になりますね。

同じものを指すにしても、名前の背景イメージが違います。雑学として楽しいと私は思います。

では、もうひとつ大切な情報を。英語では、壁の二穴をoutletまたはsocketと呼びますが、電気製品のケーブルの先に付いている差し込み部のことは

(3) plug

といいます。カタカナで「プラグ」と言っているそのままです。ただ、日本語では差し込みプラグのことも、壁の二穴のことも、どちらも「コンセント」だと思っている人が多いようですが。

「コンセント」は和製英語なので、consentと言っても通じません。壁の二穴を英語ではoutlet (米)/socket (英)と呼び、ケーブル先端の電気取り込みの部分はplugと言います。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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