👆️大枠ではその通り – by and largeは「おおまかな判断」
by and largeは、細部にとらわれ過ぎず、全体像で判断したい時に使えるフレーズです。
💡今日の英語フレーズ
by and large
概して、おおむね、全体的に見て
📝例文
(1) By and large, the conference was a success, despite a few technical issues.
(いくつかの技術的トラブルはあったものの、全体的に見れば会議は成功でした)
*despite [名詞] …にもかかわらず、…をよそに
(2) By and large, I agree to your opinion.
(概ねあなたの意見には賛成です)
(3) The students, by and large, performed well on the exam.
(全体として学生たちは試験でよい成績を収めました)
(4) By and large, the weather in this region is mild throughout the year.
(この地域の天候は、一年を通じておおむね穏やかです)
💬フレーズ解説
by and largeは「概して、おおむね、全体的に見て」という意味の副詞句です。文頭・文中・文末のいずれにも置くことができます。
このフレーズは、婉曲的に意見を述べたい場面で便利です。全面的に断定せず、「例外もあるが、総じてこうである」といった柔らかな語調になります。フォーマルな文脈、レポート、プレゼンテーション、エッセイなどでよく用いられます。
事実を客観的に伝える際に、一部の例外を認めつつ全体像に焦点を当てるための表現として活用してください。
🌱豆知識
by and largeの語源は17世紀の航海用語に由来しています。byは帆船の航行では「風上に向かって」の意味、largeは「風下に向かって」です。つまり、どんな風の向きでも帆走できることをby and largeと言い、そこから「全体として」「広い意味で」の意味が派生したと言われています。今日ではその航海の意味は失われ、慣用句としての意味のみが残っていますが、由来を知るとより印象深く記憶できるかも知れません。
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💡5秒英単語:今日のプチ学び
realize
(理解する、気づく)
元々は「現実のもの(real)にする」という意味でしたが、「理解する、気づく」という意味も獲得し、特にアメリカ英語でこの用法が広く使われるようになりました。イギリス英語ではrealiseと綴られることが多いです。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!