■leave [誰々] alone

今回紹介するのは、英語を練習したことがある人ならずとも一度は耳にしたことのある、とても簡単なフレーズです。洋楽だけでなく、日本の歌詞にも使われているので、おなじみでだと思います。「一人にしておく、そっとしておく」と言いたい時にはこれ。

leave [誰々] alone

ほぼ、命令文の“Leave me alone.” (放っておいてくれ) というフレーズで使われます。一人でいたい時、構われたくない・話しかけられたくない時に言うのがこのフレーズ。強めの口調で言うと、相手を傷つけてしまうかも知れませんが、柔らかく言えば、自分の気持ちや状況を察してもらえます。

[誰々] の部分、用例の多くはmeですが、下記の例文(2)のように、他の人についても使えます。誰かを一人にしておく、そっとしておいてあげると言いたい場合に応用できますね。いつになく真剣な顔をしていたり、疲労困憊の表情を浮かべている人を職場などで見かけたら、(2)の言い方を使ってみましょう。

動詞leaveは、最初に「去る・離れる、出発する」で覚えるのが一般的です。leave the placeなら「その場所を去る」、人のそばから離れる時にも使い、leave Johnなら「ジョンの元を去る・離れる」といった具合。ここで、alone (一人で) を付け足すと、離れた結果、その人が一人になるという意味が加わります。leave John aloneは「ジョンの元を去って・離れて、その結果一人にする」なわけですな。参考書風に言うと「第5文型(SVOC)」のことです。

なお、aloneの意味についてですが、知っておくべきふたつのポイントがあります。ひとつ目は、alone自体には、寂しさのニュアンスはなく、その意味は「単独」です。訳語で「孤独な」と表記されていることがありますが、aloneがその意味を元から持っているのではなく、話の流れから孤独と捉える場合も出てくるということです。lonelyが寂しい感じを表す、いわゆる「孤独」になります。

ふたつ目のポイントは、必ずしも「一人」の意味ではないという点です。実際には、英英辞典で明確に説明されていますが、「該当者以外いない」という意味なのです。例えば、“Leave them alone.” (彼らを放っておきなさい・そっとしておきなさい) や、“We are all alone.” (私たちは二人きりだ) のような例があり、二人以上であってもaloneで修飾できることがわかります。つまり、「一人」ではなくて「1ペア、1グループ」なのですね。人数が「1」でないといけないわけではありません。

~今日のフレーズ~

leave [誰々] alone 一人にしておく、そっとしておく

■例文

(1) Do you want to talk with me? No way. Just leave me alone.

(私と話したい?冗談じゃない。いいから放っておいて。)

(2) Leave Bob alone. He wants to rest.

(ボブをそっとしておきなさい。休みたいんだよ。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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