■take a long, hard look at

興味関心から仕事や勉強まで、私たちの日常は調べるという行為に満ちています。何気なく行っている検索も調査のひとつですね。

日本語では「調べる」という意味で「見る」や「よく見る」と言うことがあります。この感覚は英語にもあります。今回紹介するのは、

take a long, hard look at [何々]

です。「~について詳しく調べる」「~を綿密に調べる」という意味ですが、lookを使っているところに、日本語の発想との共通点が見えます。looklonghardで修飾していますから、時間をかけて懸命に見る、詳しく綿密に物事を見る、よく調べるという意味になるわけです。

このフレーズの成り立ちについて補足します。「見る」と言えば、動詞句のlook atが思い浮かびますが、口語ではlookを名詞にしてtake a look atという言い方をよくします。“Look at this site.” (このサイトを見てごらんよ) と言ってもいいですが、“Take a look at this site.”とも言うのです。

名詞にしたlookは形容詞で修飾できますから、ニュアンスを足すことができます。例えば、“Take a close look at these data.” (このデータをよく見てください) では、形容詞close (近い) を添えて、take a close look at (~をよく見る(直訳は「近くで見る」)) としています。take a long, hard look atは以上の点を土台にしていることがわかるでしょう。頭を整理すればそんなに苦労せずに覚えることができると思います。

「調べる」にはcheck, examine, inspectなどの語彙もありますが、基本語彙で言い表すことも多いです。take a [形容詞] look atを型として覚えておけば、物事の見方を独創的に表現することもできそうですね。

~今日のフレーズ~

take a long, hard look at ~について詳しく調べる、~を綿密に調べる

■例文

(1) They need to take a long, hard look at the quality of service they offer.

(彼らは提供しているサービスの質についてよく検討する必要がある。)

(2) We should take a long, hard look at the way we deal with immigrants in this country.

(この国の移民の扱い方について注意深く検討するべきだ。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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