■go places
go to placesじゃないの?と思ってしまいますが。
■今日のフレーズ
go places
成功・出世する
■例文
(1) The first time I met Henry, I knew he would go places.
(初めて会ったときから、ヘンリーはきっと出世すると思っていた)
(2) They say Susan is different and is going places.
(スーザンは人とは違うから成功するだろうと彼らは言っている)
■解説・コメント
go placesは「(才能や能力を発揮しているので)成功・出世する」という意味で使われるイディオムです。go to schoolやgo to the parkなどに見られる前置詞toが見られませんが、文字入力の間違いではありません。go placesというフレーズです。
goは「行く」、placesは「複数の場所」ですので、元々は「あちこち行く・旅行して回る」という意味なのですが、「遠くへ行く」というイメージから「成功・出世する」と比喩的な意味へと変化したようです。
英語ネイティブ(母語話者)によると、go placesを「いろんな所へ行く」の意味で使うことはあまりないとのことです。go placesの項目に「あちこち行く」の意味を掲載していない辞書も多く、この点からしても、go placesは成功・出世の意味で定着していると言えます。
そのネイティブは「あちこち行こうよ」のつもりのLet’s go places.は「伝わるが、日常語としてはぎこちない(自然ではない)」とコメントしています。go to various placesなどの基本的な言い方をすればいいよ、と。
ところがおもしろいのは、Toyota USA(米トヨタ)は”Let’s go places.”というキャッチフレーズを使っています。おそらく、自動車で自由にあちこち動き回るという意味と、成功(トヨタに乗って人生最高!のような感じか)の意味を掛けてのことなのでしょう。
トヨタのYouTube動画をふたつ紹介します。こちらではgo placesが何度も出てきます。こちらではクールな映像の後、末尾28秒のところでキャッチフレーズが囁かれます。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!