
■同じ単語で違う意味!homelyの北米英語とイギリス英語の違い
英語には、同じ単語であっても国や地域によって全く異なる意味をもつものが少なくありません。そのひとつがhomelyです。アメリカではネガティブ、イギリスではポジティブな形容詞です。
■今日の英語フレーズ
homely
北米英語:見た目が冴えない、地味な、あか抜けない(外見に対して)
イギリス英語:家庭的な、居心地のよい、飾り気のない(雰囲気や空間に対して)
📝例文
(1) She’s a bit homely, but she has a wonderful personality. (米)
(彼女は少し地味な見た目だが、人柄はとても素晴らしい)
(2) The cottage has a homely atmosphere. (英)
(そのコテージは家庭的で居心地のよい雰囲気がある)
(3) His clothes were rather homely, but he seemed very kind. (米)
(彼の服装は少し野暮ったかったが、とても親切そうだった)
(4) The small inn felt warm and homely. (英)
(その小さな宿はあたたかく、家庭的な雰囲気が感じられた)
💬フレーズ解説
homelyは、北米英語では外見について「見た目が冴えない、地味な、あか抜けない」、イギリス英語では雰囲気や空間について「家庭的な、居心地のよい、飾り気のない」という意味で用いられる形容詞です。
homelyは名詞homeに形容詞化の接尾辞-lyを加えた語で、もともとは「家のような」「家庭的な」という意味でした。しかし、アメリカとイギリスで意味が分かれるようになりました。
アメリカでは、おそらく着飾る必要のない場所としてのhomeというイメージから、homelyが「見た目に洗練されていない」という方向に語義が変化したのに対し、イギリスではhomeの心地よい家庭空間という原義がそのままhomelyに残ったと考えられます。
国によって受け取られ方が大きく異なるため、homelyを使う時には、相手がどの英語圏の人かを意識することが大切です。
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■5秒英単語
subject
(科目、話題)
「科目」「話題」のほか、be subjected to … (…に服従させられる、…を被る) というフレーズもあります。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!
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