こんにちは。英語・英会話コーチ工藤 裕です。今日の英語表現、行ってみましょう!

Phrase (フレーズ)

waistcoat

Meaning (意味)

ベスト、チョッキ

Comments (ひとこと)

言葉は時代とともに変化するものですよね。いろいろな変化の仕方がありますが、その中に、指している物は同じでも、呼び方が変わるということがあります。「バンド」だったものを「ベルト」と呼ぶ方が普通になったり、「タートルネック」と今呼ばれているものは昔は「とっくりセーター」でしたわな。「チョッキ」は「ベスト」になりました。

ここからが本題です。かつてチョッキだった「ベスト」は英語のvestをカタカナにしたものです。bestではありませんよ。vestです。これがイギリス英語では、waistcoatと呼ばれます。waistは胴回りのこと。袖もなく、確かに腰回りを中心にまとう感じはありますね。でも、それがcoatと呼ばれるというのは、おもしろいですね。

米語ではvest、英語ではwaistcoat、普段着る機会がない人にとっては気づきにくいポイントですね。

発音のポイントにも触れておきます。waistをカタカナでウェストと表記しますが、本来の発音から少し遠ざかっています。[ウェイスT]のように発音しましょう。また、coatはコートのことですが、発音は[コゥT]のように。よって、waistcoat[ウェイスTコゥT]のような感じで言いましょう。ちなみに、[ウェスコッT]のように発音される場合もあります。

Examples (例文)

Example 1

A: I’m looking for a tweed suit.

(ツイードのスーツを探しているんですが。)

B: One with a waistcoat?

(ベストが付いたものがいいですか?)

A: No, one without a waistcoat.

(いえ、ベストなしのがいいです。)

Example 2

Oh, dear. This waistcoat won’t meet at the front.

(あ~あ。このチョッキ、前が合わないよ。)

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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