■dine and dash

私が大学生の時、ある日ある時、友人数名と居酒屋で食事をしていたことがありました。すると、店員さんが私たちのテーブルに来て、隣のテーブルにいた人たちを見なかったかと聞いてきたのです。見ていないと答えると、その店員さんは奥に戻りましたが、どうやら食い逃げが起こった模様です。隣のテーブルを見ると、ずいぶんと食べて行った感じがしました。この時の犯人は、ずる賢く、サラリと逃げることができたのですね。

日頃のニュースで無銭飲食の話を聞くことは少ないですが、飲食店では時々起こっているようです。ただ、完全に逃げ切られることは、ほとんどないらしいですね。入店時、すぐに怪しい雰囲気を察知できるというプロの感覚がひとつ。そして、犯人(?)の方からお金がないことを申告(?)してくることもあるという話です。店側が当事者と話し合って、部分的にでも払わせるなど、状況ごとに様々な対応をしているそうです。

本来ならしなくてもいい苦労のはずなのですがね。外部の人間には想像できない食い逃げ事例が、いろいろあることに驚きました。

「食い逃げ、無銭飲食」を表す英語フレーズは

dine and dash

です。日本語は名詞表現ですが、英語は動詞です。動詞dine (食事をする)dash (ダッシュする) の組み合わせでワンフレーズ。これで「食べて速攻ダッシュする」となり、日本語の「食い逃げをする、無銭飲食をする」のことを指します。

また、「食い逃げ犯」は、dine-and-dasherと言います。dine and dashという複数語の組み合わせですが、全体でひとつの意味。このまとまりの末尾に「~する人」の接尾辞-erをくっつけるのです。筆記ではハイフンで結び一語扱いであることを表します。

日本語の食い逃げであれ、英語のdine and dashであれ、存在しないことが望ましい言葉ですが、現実の社会では時折起こるトラブルですので、語彙リストの片隅に置いておいてください。

■例文

(1) If you think, “If I treat her like a human being is supposed to be treated, maybe she’ll like me,” the answer is no. Nice guys always finish last.

(一人の人間として彼女にきちんと接していけば、きっと好きになってくれると考えているなら、答えはノーだ。良い奴っていうのはビリなんだよ。)

(2) People say nice guys finish last. But the truth is stupid nice guys finish last.

(正直者は馬鹿を見ると言うが、実際は愚かなお人好しが馬鹿を見るんだよ。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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