■cramp
英語で身体症状を伝えることができれば理想的です。旅先、出張先で体調不良や病気になったり、事故に巻き込まれてケガをするかも知れないからです。お医者さんの所に駆け込んで、身振り手振りでどうにか切り抜けることも可能でしょう。しかし、少しでも自分の言葉で説明できれば、処置はより適切になると考えられます。日本語でも難しい症状の説明を英語でできるのか、これは難しいところです。しかし、基本的なフレーズをおさえておくのは無駄ではありません。
超基本的なことを説明します。日本語では、
「熱があります」「痛みがあります」
のように言いますね。日本人はこういう場合、とっさに
×I am a fever.
×I am a pain.
などと言いがちです。英語では、haveを使います。I have a fever.やI have a pain.と言いましょう。「~という症状を持っている」という言い方をするのです。たったこれだけのことでも、海外でのトラブル時には役に立つはずです。最低限のこととして覚えておくことをオススメします。
さて、気温が下がってくると、人によっては足がつりやすくなります。私も最近はそうなのです。寝ている間に突然こむら返りが起こることが増え、安眠妨害で大迷惑しております^^
足がつることを英語では
cramp
という語で表します。辞書でcrampを調べると、「筋肉のけいれん」「こむら返り」とあります。
have a cramp in [誰それ]’s leg
と言ったり、
have a leg cramp
と短く言ったりします。
この例でもhaveを使っているのがわかりますね。
ところで、私が英米で生活した頃、crampという語を知ったのは別の意味が最初でした。女性が
I have cramps.
と言いながら自分のお腹をさするのです。聞けば、生理中とのことでした。改めて辞書を引くと、複数形crampsで「生理痛」とあります。私には生理痛の痛みがどのようなものかはわかりません。しかし、同じ単語であるなら、痛みの種類が似ているのでしょうか。いやいや、同種の痛みだとは思えません。
painは痛みを表す一般的な語ですので射程が広い。そこで、crampをひとつ追加で覚えておけば、筋肉の症状を伝えられます。女性は月経時の万が一のトラブルを回避できる可能性があります。わざわざ医学英語集を買う必要はありません。ちょっとした検索が自分の助けになると思います。持病がある場合は、基本語彙をメモしておけば海外でも安心できるでしょう。
~今日のフレーズ~
cramp
(筋肉のけいれん、こむら返り、急激な腹痛)
■例文
(1) Wait a moment! I have a cramp in my leg.
(ちょっと待って!足がつったんだ。)
(2) Menstrual cramps are throbbing or cramping pains in the lower abdomen. Many women have menstrual cramps just before and during their menstrual periods.
(生理痛とは下腹部のズキズキする、あるいは刺すような痛みである。多くの女性には、生理前または生理中に生理痛が生じる。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!