■have an operation

気づいている人がどのくらいいるかはわかりませんが、日本人は英会話でtakeを頻繁に使う傾向があります。学校英語が理由だとすれば、takeを含む暗記フレーズが多いからでしょうか。take care of, take part inなどが代表例です。無意識に「とりあえずtakeと言えば何とかなるんだろうな」と思ってしまっているのかも。そのくらいなじみがありますよね。

例えば、「リラックスする」は自動詞relaxをそのまま使って、I relax.と言えばよいのですが、I take relax.と言う人がいます。似た意味のtake a break(休憩する)の影響かも知れません。他にも例はあるのですが、とっさにtakeと言う人は多いです。

さて、今回の表現は「手術を受ける」ですが、

have an operation

と言います。他の言い方もありますが、ひとまずこれです。お医者さんが手術のことを「オペ」と言いますが、operationのことです。これは和製表現ですので、英語でopeと言っても伝わりません。そして、使う動詞はhaveです。直訳だとピンと来ませんが、これで「手術を受ける」となります。冒頭の件、「手術を受けるって何て言えばいいんだ?」となって、✕take an operationと言うことが多いのです。もしかすると、take an exam(試験を受ける)からの連想かも知れませんね。まったく通じないとは言いませんが、この機会にhaveを使えるようにしましょう。

これに関連して、何の手術を受けるのかは大切な情報です。お腹か、腕か、足か。できものか、血管か、など。具体的な内容を明示する時、基本形はふたつです。体の部位を言う場合には前置詞onを使い、病名で表す場合にはforになります。下の例文で確認できますので、復唱して覚えてください。

とは言っても、とっさの英語でonforが出て来づらいと思うこともあるでしょう。そういう時はずるく行きましょう。下の例文(1)は、a knee operationに、(2)cancer operationと言えば済みます。知識と運用のバランスはこうやって取ればうまくいきます。

「手術を受ける」の他の言い方は、例えばan operationsurgeryにしてhave surgeryとも言います。operationが可算名詞であるのに対して、surgeryは不可算名詞ですから、aは原則不要です。また、動詞をundergoにして、undergo an operation/surgeryとも言います。大学入試向けの英単語帳には出ているので、これを先に覚えたという人もたくさんいることでしょう。

haveの代わりにgetもよく使われます。get an operation/surgeryでもよいということです。英会話のコツを紹介する本や動画で、havegetを使いこなせるようになろうというアドバイスが見られますが、この例からもわかりますね。

上で、日本人は使うべき動詞がわからない時にtakeと言う傾向があると触れました。もし自分にも当てはまるなと感じたら、takeを使わないで話す練習をしてみてください。NGワードにしてしまうわけです。癖が取れるだけでなく、他の表現を使うことに意識が向き、自分の英語の幅が広がりますよ。他に癖になっている単語や表現があって、ワンパターンになっているなと思う時にもおすすめのゲーム感覚練習です。

~今日のフレーズ~

have an operation 手術を受ける

■例文

(1) I’m going to have a little operation on my knee next week.

(来週ちょっとした膝の手術を受けます。)

(2) My father just had an operation for cancer.

(父はガンの手術を受けたところです。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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