■drool over [何々]
酸っぱいものを見たり想像すると、唾液が出ます。おいしそうな物を見ても、唾液が出ます。調理中のいいにおいが漂ってくると、「よだれが出る~」と言ったりしますが、英語には、My mouth is watering. と言う表現があります。waterが動詞として使われている表現です。口の中が水浸しになっているような感じを表す誇張表現です。
口が唾液でいっぱいと言えば、犬を思い浮かべます。有名なパブロフの話のせいか、犬にはよだれのイメージがありませんか?食事の直前などには、よだれを出しているのを見かけます。
「よだれを垂らす」を英語では、droolと言います。下のビデオで音声を確認すればわかりますが、droolの発音、液体がしたたる感じを表した擬音のように感じます(私だけ?)。
「よだれを垂らす」は、食べ物についてだけではなく、欲や強い関心を表す時にも使いますよね。これは日英で共通しているようです。物欲しそうにしている様子を指して、「よだれを垂らして見ている」などと言います。英語では、droolを用いて
drool over [何々]
と言うのです。「人や物の上によだれを垂らす」というのが直訳です。よだれですから、言われる方は良い印象を持たないこともあるでしょう。使い過ぎには注意した方が無難ですね。
また、補足すると、「唾液」はsaliva、「唾液を出す」はsalivateと言います。今回のフレーズのdroolの代わりに、salivate over [何々] と言うこともできますよ。適度に使ってみてくださいね^^
~今日のフレーズ~
drool over [何々] ~を見てよだれを垂らす、喉から手が出るほど~を欲しがる
■例文
(1) John has been drooling over a Porsche at the car shop.
(ジョンは自動車販売店で、よだれを垂らしながらポルシェを見ていた。)
(2) Laura and I sat by the swimming pool, drooling over all the gorgeous young men.
(ローラと私はプールの脇に座って、若いイケメンをジロジロ眺めていた。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!