■be littered with
あちこちに物が散乱している状況を表すフレーズです。
■今日のフレーズ
be littered with
[場所・地域に]…が散乱している
■例文
(1) The whole area is littered with fallen trees and other debris.
(その地域全体に、倒木やその他の残骸が散乱している)
(2) My backyard is littered with cottonwood seedpods every June.
(うちの裏庭は毎年6月になるとハコヤナギの莢(さや)が散乱する)
■解説・コメント
litterという単語を知っていますか?名詞では「ごみ」のことで、通常は、道路や公園など、公共の場所の地面にポイ捨てされたものを指します。イギリスで“Litter”と書かれたゴミ箱が町のあちこちに設置されていたのを覚えています。アメリカでは、私自身はそんなに聞いたことはなく、trashがよく使われていました。
さて、今回のフレーズ、be littered withはゴミに関連した表現です。場所・地域に「…が散乱している」という意味で使われます。主語に場所・地域を表す語、with以下に散乱した物が入ります。例文を見て、単語の置き場所を確認してください。
be litteredとなっていて、BE動詞が使われ、かつ-ed形ですから、受身文の形ですよね。つまり、「…で散らかす」の動詞としてのlitterから派生したフレーズなのです。ただ、見た目上は受身文であっても「れる・られる」のニュアンスはなく、物で散らかった状態を表す表現です。
また、受身文と言えば、通常使われる前置詞はbyです。by以外を使うパターンが解説書に出ていますが、よく習うのがbe covered withですね。The mountain is covered with snow. (山は雪で覆われていた) がおなじみです。今回の表現もwithが使われていて、意味も似ていますね。
最後に、「ごみ」を表す英単語はいくつかあり、garbage, rubbish, trash, dust, wasteなどが例として挙げられます。日常会話では、garbageが「家庭ごみ」の意味でもっともよく使われます。rubbishは主にイギリスで使われる「ごみ」です。trashは「くず、がらくた」を指し、rubbishとtrashは「くだらないもの」という意味でも使われています。dustは「埃、塵」、wasteは「廃棄物」を指します。参考までに。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!