■hangry

つづり間違いではありません新語で、辞書への掲載も進んでいます。

■今日のフレーズ

hangry

空腹でイライラしている

■例文

(1) People often get hangry when their blood sugar level is low.

(血糖値が下がると、空腹でイライラする人がよくいる)

(2) I’ve been waiting for half an hour for that burger. I’m so hangry!

(注文したハンバーガーを待って30分、腹が減ってイライラだよ!)

■解説・コメント

hangryは英語の新語です。まだ正式な語彙として掲載していない辞書はありますが、英語圏では一般的に使われるようになっています。

hangryは、hungryangryの混成語で「空腹でイライラしている」という意味の形容詞です。「お腹が空いている」はhungryです。つづりのポイントはuです。「怒っている」はangryで、こちらのポイントはaですね。このふたつを混ぜて作った単語なのです。

単語テストなどで、「お腹が空いている」をhangryと書いてバツをもらったことはありますか?単に「空腹」の意味でならaでつづると間違いなのはその通りですが、今では意味が少し違うhangryという単語が英語に存在するようになったのです。

単語の成り立ちと意味については、特に難しくないと思います。でも、ここで日本語話者にとって問題になるのは母音の発音です。

聞こえ方を確認してみましょう。母音を意識してangryの発音を聴いてください。

angry

次に、hungryの母音の響きを感じ取ってください。

hungry

では、新語hangryの発音を聴いてください。

hangry

母音の違いはわかりましたか?日本語感覚では「ア」と認識する音が、英語では実は数種類に分かれます。ここでは説明の便宜上、おおまかに2種類としましょう。例で説明します。appleをカナ表記すると「ップル」ですが、その「ア」は英語では「エァ」のように発音されます。「上の方」のupをカナで表記すると「ップ」ですが、その「ア」は、私たちが自然に発する「あ」に割と近い音です。これを専門的な話を省いてまとめると、だいたい次のようになります。

  • 「ア」だと思っていたaは、英語では「エァ」のように。
  • 「ア」だと思っていたuは、日本語の「あ」に近い。

では、3つの単語を改めて聴き比べてみましょう。

angry

hungry

hangry

あなたが言いたいのは「お腹が空いたよ~」(hungry)ですか?それとも「お腹が空いてイライラする~!」(hangry)ですか?母音を使い分けられるよう、何度も練習してください。下の動画で例文の音声もチェックしてくださいね。

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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