■What if …?

英語学習者ならきっと知っているはずのフレーズですが…。

■今日のフレーズ

What if …?

もし…だったらどうなりますか?

■例文

(1) What if you don’t pass your exams?

(試験に合格しなかったらどうするの?)

(2) What if you were a prime minister of Japan?

(自分が日本の首相だったらどうする?)

(3) So what if I came home late?

(帰りが遅かったから何だって言うのさ!)

■解説・コメント

英会話の便利フレーズとしてあちこちで紹介されているwhat ifをここでも扱おうと思いますが、用法・意味だけでなく音声面についても触れたいと思います。

What ifは会話の定形表現ですのでこのまま覚えて使えば大丈夫です。使い方・ニュアンスは次の通りなのですが、3つ目は初めて知るという人がいるかも知れません。

(1)例文(1)について:「もし…だったらどうする?」

「試験に合格しなかったらどうするの?」では、先のことについての可能性について話しています。文脈により、“What will you do if you don’t pass your exams?”“What will happen if you don’t pass your exams?”が完全な文になりますが、下線部分省いて表しています。

(2)例文(2)について:「仮に…だったらどうする?」

「自分が日本の首相だったらどうする?」は実際とは逆の仮定、起こる可能性の低い話です。参考書で言う「仮定法」です。話の流れにより、“What would you do/say if you were a prime minister of Japan?” “What would happen to our society if you were a prime minister of Japan?”などのような言い方をこのように短くできます。

(3)例文(3)について:「…だったらどうだって言うのですか!」(憤り)

このニュアンスは教科書・参考書にはほとんど紹介されていないと思います。反語表現で、怒り・憤りを表し、So what if …?と頭にsoを付けて言うのが一般的です。“So what would you want to say if I came home late?”が完全文になるでしょうか。「それで、私が遅くに帰宅したとして、何と言いたくなるのでしょうか(いや、何も言う必要はないでしょう?ごちゃごちゃ言わないでよ)」というニュアンス。感情を表すフレーズとして、まさに丸暗記で挑みましょう。

(4)音声ポイント:語彙としては知っていても聞き逃す。

他ではほとんど触れられていないポイントが音声です。日本語の感覚からすると、what ifは音がとても弱く感じられます。what ifを個別にはっきり発音するネイティブはいません。ふたつの語がくっついて「ワティフ」、北米英語なら少し濁った音で「ワディフ」「ワリフ」のような音で発音されます。文字だけで覚えても、この音声パターンに慣れていないと、what ifと言われていることに気付くのは難しいです。自分が話すだけでなく、相手の話に耳を傾けることも大事ですから、語句や文全体がどのような音の流れになるか、つまりリスニング力も鍛えるようにしてくださいね。

■音声確認

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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