aとtheをとっさに使い分けは開き直りで
名詞に不定冠詞”a”が付く場合と無冠詞場合でニュアンスがどう変わるのかというお話を投稿しました(その記事はこちら)。それに関連して、今度は不定冠詞の”a”と定冠詞の”the”についてお話ししようと思います。
aかtheかどうしても気になるあなたへ
日本人にとって、”a”と”the”の使い分けは本当に厄介です。日本語には冠詞がありませんので、欧米言語の冠詞をマスターするのは不可能じゃないかと思ってしまいます。それでも、基本的なことに注意しながら、少しずつ使えるようになりたいですよね。
現実的には、英会話の最中は冠詞の区別を考える余裕がないと思います。冠詞がどうこうよりも、自分が伝えたいことを理解してもらうのが最優先ですから。でも上達すると、もう少し正確に話したくなるのは当然です。”a”と”the”の使い分け、さらっとこなしたいです。そう思うあなたに、ちょっとしたテクニックを。ズルい手法ですが、すぐにできる”a”と”the”の使いこなし法です。
“a”と”the”をネイティブっぽく使う方法
例えば、
Prime Minister Yutaka Kudo referred to (a? the?) current economic crisis…
(工藤裕首相は現在の経済危機について言及し・・・)
と言いたいとします。ここで、冠詞が”a”か”the”か、どっちなんだと。こういう時に使えるのが「発音ごまかしの術」なんです。使い方は実にシンプルです。”a”か”the”かわからないので、いっそのこと両方言ってしまおうというもの。とても簡単です。
コツ
“the”は母音の前では「ði」(ズィのような音)と発音します。実は後ろの音が子音でも「ði」と発音する人は多いんです。その傾向を拝借します。theと言った後に「あ~」と何か考えているような、”a”と言い直しているような、そういう言い方をすればいいんです。上の例文では、
Prime Minister Yutaka Kudo referred to ズィ~ア~ current economic crisis…
と言えばいいんです。the… a…と両方言っている感じになりまして、正解というか「不正解ではない英語」になります。”a”か”the”か、ネイティブに決めてもらいましょうということですね。ズルいですが、使えるテクニックです。便利です。
小賢しいお話でした。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!