■poison and venom
「毒」の使い分け。
■今日のフレーズ
poison/poisonous
venom/venomous
毒/有毒の
■例文
(1) Poison from this fish causes paralysis, swelling, and nausea.
(この魚の毒は麻痺、腫れ、吐き気を引き起こします)
(2) There are hundreds of poisonous mushrooms.
(毒キノコは何百種類もあります)
(3) This snake injects the venom immediately after biting its prey.
(このヘビは獲物を噛んだ直後に毒を注入します)
(4) I found a highly venomous spider in a bunch of grapes.
(私はブドウの房の中に猛毒のクモを見つけた)
■解説・コメント
「毒」にはpoisonとvenomがあります。ごく一般的な会話では前者を知っていれば十分ですが、科学分野ではpoisonとvenomは使い分けられています。
以下は、日常生活レベルではどちらもpoisonと言って差し支えありませんが、厳密な区別です。poisonは「体内に入ると、病気や死を引き起こす可能性がある物質」です。一方、venomは「生物が分泌する有毒物質」です。これをさらにわかりやすく言えば、
- 自分が食べて病気・死亡したらpoison
- 噛まれたり刺されたりして病気・死亡したらvenom
となります。
poisonの形容詞形はpoisonous、venomの形容詞形はvenomousで、和訳はどちらも「有毒の」ですが、毒キノコはpoisonous mushroomで、毒ヘビはvenomous snakeと使い分けます。
繰り返しになりますが、日常会話で毒ヘビをpoisonous snakeと言う人はいて、何も問題はないのですが、正確を期す専門領域ではvenomous snakeと言うわけです。
■音声確認
■5秒英単語
prince
(王子)
英国以外での「皇太子」はcrown princeと言い、英国皇太子はPrince of Walesです。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!