■in terms of

日本語であれ何語であれ、「~については」という表現は必須ですよね。英語学習の初期ではaboutです。便利に使えますが、英語は日本語と比較すると「同じ語句の繰り返しを避けたがる」傾向が強いと言われます。くどく感じたり、語彙力を疑われるというのが大きな理由でしょう。日本語も同じ言葉を繰り返されると同じ感覚になりますが、英語ほどではないかも知れませんね。

~については」「~に関しましては」と言う時、おもしろいなと感じたのは、私の周辺だけかも知れませんが、as for …を使う日本人が多いことです。教材で知ったのか、教わったのかはわかりませんが、きっと覚えやすかったのでしょう。「これ、使える!」と思ったのかも知れませんね。また、regarding …を多用する人も一定数います。これもまた、その人にとっては使いやすいフレーズなのでしょう。

少しだけ残念なのは、この人たちはas for …, regarding …,とほぼ毎回同じフレーズを使っていたのです。無意識のうちに「自分用フレーズ」のようなものが固定されて出てくることはよくあり、私も日々格闘していますから否定はしません、もちろん。そこで、今回はもうひとつ「~に関しては」の語彙を紹介します。aboutから数えて4つ目ですよ^^

in terms of

は、私の英語歴では非常によく聞きましたし、読みました。いわゆる頻出フレーズです。英語論文ではトップクラスの頻出度でした。論文と言われるとアカデミック、フォーマルなニュアンスと思うかも知れませんが、日常の会話でもわりと登場します。このことから、辞書の訳語ほど堅苦しいニュアンスではないとわかります。堅苦しい場面でよく使われるけど、普段のやり取りで使ってもドン引きされるほどフォーマルというわけではないのです。

in terms of economy (経済に関しては・経済の面で言うと)

in terms of this project (この計画に関しては・この計画の点では)

in terms of health (健康に関して言えば)

などなど、何かに絞って話を進める時にはとても便利に使えるフレーズです。私も使っています。

ひとつの意味に対して複数の語句や表現を知るのは、覚える過程は苦痛だとしても後々とても有利になります。使っているうちに、微妙なニュアンスの違いがわかってきたりするので、自分の気持ちを上手に表現できるようになりますし、語彙が増えると教養の面でもプラスになります。「一個覚えれば十分じゃん!」と悲鳴を上げずに、いろいろなフレーズを駆使している自分を想像しながらボキャブラリーを増強していきましょう。

~今日のフレーズ~

in terms of ~に関しては、~の点では、~の観点・見地では

■例文

(1) In terms of money, she is not better off at all.

(お金の面では、彼女はまったく裕福ではない。)

(2) My holiday in France? In terms of food, it was great, but in terms of weather, it wasn’t so enjoyable, unfortunately.

(フランスでの休暇?食べ物については最高だったけど、残念ながら天気の点では、あまり楽しめなかった。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

無料メール講座を購読する

公式LINEからの配信を受け取る

英語コーチングとは

各コースのご案内

メールでのお問い合わせ

にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村