不機嫌な時に言いそうな言葉
辞書にも載っていなさそうな表現のご紹介です。載っていなさそうというだけで、載っているかも知れませんが。
誰でもイライラすることはあるものです。怒りとまではいかなくても、ちょっとカチンと来たり、そんなに規模の大きくないイライラはよく起こります。英語圏の人が不機嫌になった時は、どういう感じのセリフを吐くのでしょうか。少しだけ紹介しますね。
What about it?
「それが何か?」「それがどうかしましたか?」という意味です。同じ意味で使われる頻出表現に
So what?
(だから何?)
があります。私が聞いた範囲では、”What about it?”の方が”So what?”よりも新しい言い方だそうです。例を見てみましょう。
Example 1
John: Why do you like Mariana Grande so much? She’s such a terribe singer!
(なんでマリアナ・グランデなんか好きなのさ。ひどい歌手じゃないか)
Paul: And what about it?
(それがどうかしましたか~)
Example 2
George: Hey, you have a meeting in 10 minutes and you look awful!
(おい、あと10分で会議だっていうのに、すごい格好してるな)
Ringo: So what?
(だから何だって~の)
こんな感じで切り返されたら、イラッときています。もちろん、イラッとさせたからですけど。
Mind your business.
「関係ないだろ!」という意味で、英語学習者の間では有名なフレーズのひとつ。これにはバリエーションがあり、
- Mind your own business.
- It’s none of your business.
- None of your business.
などが代表例に挙げられます。
Example
John: Hey, Paul. What were you and Tom talking about?
(よう、ポール。トムと何話してたんだ?)
Paul: Mind your business.
(関係ねえだろ)
What’s to know?
「そんなことも知らないの?」という意味。基本的には呆れた感じで言うフレーズですが、あなたの話の内容によっては、イラッとしているかも知れません。
文法的には”What is there to know?”(知るための何があるのだ⇒いや、ない⇒知っていて当然だろう⇒知らないとは何事だ)から。そのthereが抜け落ちた表現とされています。
Example
George: We must find someone who knows how to repair a broken lawnmower.
(壊れた芝刈り機の直し方知ってる人見つけなくちゃ)
Ringo: What’s to know? Just a little tightening here and there.
(そんなことも知らないのか?こことそこをちょっと締めるだけだよ)
以上、言われると少し悲しくなるフレーズを紹介しました。使う必要はありませんが、相手の心情を察知するために知っておくとよいですよ。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!