Phrase (語句)
take something with a grain of salt
Meaning (意味)
- (人の話などを)話半分に聞く
- 真に受けない
Comments (ひとこと)
動詞takeの代わりにpinchとすることもあります。直訳すると「一粒の塩を用意して~を受け取る」となりますが、どうしてこれが「話半分に聞く」となるのでしょうか。
この表現の由来は、一説では古代ローマの博物学者プリニウスの「博物誌」の一文から来ていると言われています。
“Take two dried walnuts, two figs, and twenty leaves of rue; pound them all together, with the addition of a grain of salt; if a person takes this mixture fasting, he will be proof against all poisons for that day.”
(乾いたクルミとイチジクをふたつずつ。ルーの葉っぱを20枚。それらをすり潰して、塩粒を付け足す。この混合物を口にすれば、どんな毒でも解毒できる。)
ここでは、塩が解毒剤の材料であると述べられています。それが後に「塩を用意しておけば毒殺予告を言葉通りに受け取る必要はない」と言われるようになり、「話半分」という意味で使われるようになったのだとか。
Example (例文)
You should always take something taught to you with a grain of salt.
(教わったことは常に話半分に聞いておくべきだ。)
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!