■end up
「…するハメになっちゃったよ」と言いたい時はこれです。
■今日のフレーズ
end up
結局・最後には…で終わる、…する羽目になる
■例文
(1) Whenever I go out with my grandchild, I end up buying something for her.
(孫と出かけると、いつも何か買ってあげることになるんですよ)
(2) After one month of traveling around Asia, I ended up in Singapore.
(一ヶ月アジアを旅して周り、私はシンガポールに行き着いた)
■解説・コメント
end upは、endを動詞として用いたフレーズで「結局・最後には…で終わる」という意味です。中立的な意味合いで最終結果を伝える場合にも使えますし、がっかりした時などの「…(する)という羽目になる」という気持ちでも使います。end upの後ろにどのような語句を続けるかは3通りあります。後述しますが、頻出はそのうちふたつです。
- end up ING
- end up [前置詞 + 名詞]
- end up [形容詞または名詞]
(1) end up ING
動詞のING形を続けるので、「結果的に…することになった」「…する羽目になった」という意味になります。上の例文(1)を参考にしてください。
(2) end up [前置詞 + 名詞]
どういう状態でend upしたのかを表します。例文(2)のように、最終的な自分の居場所がシンガポールならin Singaporeとなりますし、内容によってはat schoolかも知れません。誰かと一緒にいる状況、with Tomなどのように言うということです。
(3) end up [形容詞または名詞]
end upの直後に形容詞や名詞を続ける形もあります。文法的に言えば、補語を用いるということです。
(a) John ended up rich. (最終的に裕福になった)
(b) John ended up a millionaire. (最終的に大金持ちになった)
これらは次のように言うのとほぼ同じです。つまりINGパターンです。
(a’) John ended up becoming rich.
(b’) John ended up becoming a millionaire.
このように3つの形があるのですが、会話で実際に便利なのは、(1) INGと (2) [前置詞 + 名詞] です。三つ目の「形容詞または名詞」を日本人学習者が主体的に使う場面はほとんどないと思います。というのも、会話中は直感的にINGか前置詞のフレーズを発することが多いからです。(a)や(b)の言い方の知識があるとしても、おそらく学習者の大半は、直感的には(a’) (b’)の方を言うでしょう。ですので、補語を使うパターンは、使用は意識せず、聞いて・読んでわかれば十分です。
日常生活や仕事では、日々小さな問題が起こります。「羽目になる」「することになっちゃった」などと言う場面が多いので、end upを覚えるとストレス発散のための愚痴トークに有効です。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!