商売柄、気になってしょうがないカタカナ表記

日本国内で流通しているカタカナ表記は、原音チェックされていません。元になる発音を無視したカタカナ語の氾濫、英語を教えている人なら皆、苦々しく思っていることと思います。例を挙げましょう。

daily

「日々の、毎日の」という意味です。これを「デイリー」と表記するのは、原音に近いのでLの発音さえ注意すれば問題にはなりません。しかし、これと似た英単語があるのを知っていますか?

dairy

LとRが違っているだけの、そっくり単語です。意味は「搾乳場、チーズやバターの製造工場」です。この単語の発音は「デイリー」ではありません。カタカナで表記するなら「デアリ」です。”dairy”は、「デイリー」と読みたくなりますが、そうではないんです。ところが、スーパーマーケットなどの売り場に行くと、乳製品売り場の棚の上に×デイリーフーズ」と書かれていることがあります。それだと「日常食品」です。だったら他の商品も該当してしまいます。しかも、このカタカナ表記の脇に英語も併記していることがあり、よりによってご丁寧に”×daily foods”としてあります。正しく”dairy”としている店もありますが、カナ表記は十中八九間違っています。私みたいに棚の表記まで気にしているお客なんて他にいないのはわかります。しかし、私は次の点が気になるのです。

大人こそがこういうことを野放しにしている。

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そのくせ(という言い方が良くないのはわかっておりますが)、日本社会は「これからは英語だ」と言います。小学校でも教科として英語を教えることになりました。過去数十年、英語英語英語英語、日本人の英語をどうにかしよう、英語英語英語と言っているのに、日常の光景があまりにも無神経、無関心すぎるのではないでしょうか。原因は明らかに大人の態度です。

英会話に興味がなくてもいい、子どもたちのために少しだけ

これから子どもたちに使える英語を身に付けてほしいと本気で考えているのなら、まともな英会話指導を受けたことのない昭和世代も、せめて英語表記やカタカナ表記をどうにかしようと務めるべきではないでしょうか。

日本国内での英語はいまだに「記号」であり「ファッション」です。必要性ゼロのところにも英語やカタカナを使いたがります。上の例なら、子どもは”dairy”を「デイリー」と覚え、学校で「デアリ」だと言っても、「だってお店にそう書いてあったし~」と反論されたり、教育現場にもムダが生じる可能性はあります。

ある大学教授が、メーカーに連絡して、めちゃくちゃな英語表記を直せと言ったそうです。後日、担当者がその教授を訪れ、訂正箇所を確認した時の態度は「どうでもいいことで呼び出しやがって」というものだったとその教授は述べていました。

日頃目にする英語・カタカナ表記は、それを出している人にとっては「どうでもいいこと」なんですね。「誰も読まないんだし、いいんだよ、それで」と。しかし、訪日外国人は増加中ですし、小学校から英語を習うことになっている日本です。2020年にはオリンピックです。もういい加減、「ファッションとしての記号英語」は止めにしたいと私は思うのです

 

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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