名前から性別がわからない
私たちは英語圏の人名にはかなり馴染んでいます。しかし、それでも人の名前で悩むことがあります。特に、名前から性別がわからない時です。めずらしい名前の場合だけでなく、男女兼用の名前の場合もあります。男女兼用の人名には、Chris, Robin, Alexなどがあります。これらの名前でビジネスレターが届いたりすると、返信の際に「この人の性別は?」と困ります。日本語だと「様」を付ければ済みますが、英語はMr. / Ms. / Miss. / Mrs. がありますからね。困ることがあります。
日本人の名前は欧米でどう思われるのか
日本人の名前が欧米人にどういうふうに受け止められるかですが、私の実体験からどうぞ。
イギリス留学が決まり、準備を進めていた私。寮で生活しようと決め、手続きを済ませておきました。現地に到着して案内されたのは女子寮だったんです。同時に入学した日本人女子は男子寮に案内されました。
私たちが部屋を交換することで、トラブルはすぐに解決しましたが、原因は名前です。私の名前は「ゆたか」です。相手の方の名前は忘れましたが「~子」だったのは覚えています。仮に「花子」としましょう。
aなら女、oなら男
二人の名前はローマ字でYutakaとHanakoです。多くの欧米言語では、語尾が”a”で終わる名前は女性と認識されます。Christina, Alexandraなどですね。これに対して”o”で終わる名前は男性と認識されます。Antonio, Marioなどです。寮トラブルの原因はここにありました。日本語にはない感覚ですね。こういうことは、言われてみないと気づかないものなのかも知れません。
国際化の時代の名前対応、ちょっとひと手間
ユニセックスの名前、日本人の名前、○○国の人の名前は、本人を知らないと性別がわかりません。国際化が進めば、いろいろな国の人たちと交流が進みます。なじみのない名前に触れる機会が増えていきます。そこで、私がしていることですが、ビジネス関係など、直接面識のない人に文書を送る場合、こう表記することにしています。
Yutaka Kudo (Mr)
たったこれだけなのですが、効果抜群です。あなたにもお勧めします。自分の名前の後ろにはカッコしてMr.やMs.を入れましょう。
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!