こんにちは。英語・英会話コーチ工藤 裕です。
日本語のカタカナ表現は、日本人の勘違いや造語が定着した場合が多く、正しい英語を反映しているとは限りません(和製英語)。英語での本来の使い方を学ぶ必要があります。
日本語ではこう言いますが
メジャー
英語では
- a tape measure
- a tape line
- a tape
Comments (ひとこと)
裁縫やDIYなどをする時に使うアレ。細長い布や薄い金属やプラスティックなどを細長くして巻いたアレ。センチやインチの目盛りがついていて、長さを測る時に使うアレ。そう、巻尺。
今では巻尺(まきじゃく)と呼ぶ日本人はあまり多くないことでしょう。「メジャー」と言うことの方が多いですよね。
そのメジャー。これ、英語でどう言うの?
このカタカナ語は英語由来ですが、元の単語は何だと思いますか?こう質問すると、majorと答える人が少なくありません。野球のメジャーリーグ、J-Popなどでよく言うメジャー・デビュー、それらの延長でmajorじゃないの?と。
巻尺を意味するメジャーの元の単語は
measure
です。注意してくださいね。majorは[メイジャー]のように発音し、measureは[メジャー]です。
さて、measure。巻尺のメジャーはmeasureとは言わず、a tape measureと言います。a tape lineと言うこともあるようですよ。また、単にa tapeということも。省略して言う時に、measureの方ではなくtapeを取るんですから、おもしろいですね。
ということで、巻尺のメジャー、元になっている単語はmajorではなく、measure。それらの単語は発音も微妙に違いますので、きちんと使い分けてくださいませ。
Examples (例文)
Example 1
A: How long is this tape measure?
(このメジャーの長さは?)
B: It’s three meters, if I remember right.
(確か3メートルのはずだよ。)
Example 2
I want to measure the walls here. Would you mind holding the end of this tape measure?
(ここの壁の寸法を測りたいんだ。メジャーの端っこ持っててくれる?)
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!