こんにちは。オンライン英語・英会話コーチ工藤 裕です。今日の英語表現、行ってみましょう!
Phrase (フレーズ)
All systems are go.
Meaning (意味)
- すべて順調
- 準備完了
Comments (ひとこと)
今回のフレーズ、”All systems are go.” 直訳は「全てのシステムが準備できている」で、「準備完了」「すべて順調」という意味で使われます。
ところで、このフレーズ、表記間違いではありません。are goで正解です。文法的に考えれば「あれ?」という感じですよね。でも、間違いではありません。
実は、goは形容詞として、readyの意味で使われることがあるのです。ですので、単語をそのように入れ替えて、All systems are ready.とすると、ほら、文法的にも納得できます。
All systems are go. = All systems are ready.
言い換えれば、Everything is ready.となりますねが、be動詞+goというフレーズは、1960年代の宇宙開発競争期(冷戦中のアメリカ合衆国とソビエト連邦が宇宙開発をめぐって闘った競争)に使われるようになったとのこと。主に、ロケット打ち上げの現場で言われていたようで、現在でもNASAなど宇宙関係のウェブサイトでこの表現が散見されます。
are goは宇宙関係で使われ始めた表現?そうそう、「サンダーバード」という子ども向けの近未来SFテレビ番組がありました。原題は”Thunderbirds Are Go“です。1965年に放送が始まり、人形とミニチュアモデルを用いた作品でしたが、こだわりの造形やデザインなど、リアリティを徹底追求した撮影の技術は驚異的でした。日本語版では、ペネロープ役を黒柳徹子が努めたことでも知られています。2015年からは、コンピュータグラフィックスのアニメ作品としてリメイク版が作られ、NHKで放映されていました。
トリビアでした。
Examples (例文)
Example 1
Everything is ready for the meeting. All systems are go. Let’s just wait for the members.
(会議の準備は完了。準備オーケーだ。あとはメンバーを待とう。)
Example 2
A: Is the car gassed up? Can we leave now?
(ガソリンは満タンにした?もう出発できる?)
B: All systems are go. Let’s get going.
(準備完了。出発しよう。)
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!