こんにちは。オンライン英語・英会話コーチ工藤 裕です。
日本語のカタカナ表現は、日本人の勘違いや造語が定着した場合が多く、正しい英語を反映しているとは限りません(和製英語)。英語での本来の使い方を学ぶ必要があります。
日本語ではこう言いますが
ファイト!(がんばれ!)
英語では
- Go for it!
- Good luck!
- Go [名前、チーム名]!
- You can do it.
- You can make it.
Comments (ひとこと)
日本語では「がんばってね」という意味で「ファイト!」と声をかけることがあります。もちろんこれは英語のfightから来ているのですが、英語で使うと不適切になります。なぜなら、fightは「戦う」という意味だからです。闘争やケンカのニュアンスです。英語のfightは「がんばる」という意味では使われません。
カタカナ日本語の感覚で“Fight!”と言ってしまうと、さてどうなるでしょう。「戦え!」とか「やっちまえ」のようなニュアンスですから、戦闘的、攻撃的になります。プロのボクシングやレスリングなどの格闘技でなら、雰囲気的に言っても許されるのかなと思いますが、アマチュアでは控える方が無難でしょうね。
私たちが言う「ファイト!」のニュアンスを英語で伝えるには、Go for it!やGood luck!と言うのが普通です。「君ならできるよ」という感じでYou can do it.やYou can make it.もアリです。競技会場での応援の場合は、Go [名前やチーム名]!が一般的。「行け、行け~!」ですね。
最近見なくなりましたが、栄養ドリンクのコマーシャル。あの「ファイト!一発!」は英語でどう説明すればいいのでしょうか。映像との組み合わせでニュアンスが決まるので、英語への翻訳はかなり難しいと思います・・・。
Examples (例文)
Example 1
I hear you have a big job interview. Go for it!
(大事な就職面接があるって聞いてるよ。ファイトだ!)
Example 2
Good luck on your exam!
(試験、ファイト!)
Example 3
Go John, Go!
(ジョン、ファイトだ~!)
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!