誰でも健康でありたいし、大事な人にはずっと健康でいてほしいと願います。ブームの中身はその時その時で変わりますが、健康志向というメインコンセプトは洋の東西を問わず変わることはありません。適度な運動と適切な食事と質の高い睡眠は重要な柱ですね。この記事では、健康に関する英語表現として、食品の広告やラベルなどに見られる語彙を紹介します。

現代では多くの食品が添加物を含んでいます。食品添加物を英語では

(1) food additive

または単に

(2) additive

と言います。動詞add (付け加える) の派生語です。addは知っているという人は多いでしょう。additiveは形容詞で「付加的な」という用法がありますが、名詞としても使われます。

私たちは体内に化学物質を好き好んで取り込んでいるわけではありません。できれば添加物不使用の食品や製品のほうが嬉しいですよね。「添加物不使用」を英語では次のように表します。

(3) additive-free

見てすぐにわかる通り、-freeをくっつけます。これで「添加物不使用」「無添加」の意味です。

freeは「ひまな」「自由な」「無料の」という意味で使われることが多いですが、この例のように、名詞の後ろにくっつけて「~なし」というフレーズを作ることができます。1980年代くらいから使われ始めたフレーズに

(4) smoke-free
(禁煙エリア)

があります。No Smokingの表示が圧倒的に多いですけどね。

続けて「名詞 + free」の他の例を挙げていきます。

(5) color-free
(着色料なし、無着色)

(6) sugar-free
(砂糖なし、無糖)

(7) gluten free
(グルテンなし、グルテンフリー)

などを知っておけば英会話で役に立つと思います。広告や商品のラベルでチェックしてみてください。安心安全と英語の勉強、両方に有効です。

この-freeの使い方の歴史は浅く、ここ30~50年ほどの間で定着したものと考えられています。映画Back To The Future (バック・トゥ・ザ・フューチャー) で主人公がカフェのようなところで“Pepsi Free”を注文します。Pepsi Freeとはsugar-free Pepsiのことです。80年代を生きる主人公は、-freeを「~抜き」の意味で自然に使っています。しかし、タイムトラベル先の1950年代の店主にはその意味が通じません。「飲み物を注文するなら、金を払え」と言い返します。Pepsi Freeと言われて、それを「無料でペプシをくれ」と言われたと「勘違い」しているのです。

探せばあるもので、その場面がまさにコレです(18秒)。

A: Do you know where 16 40 Riverside…
B: You gonna order something, kid?
A: Ah, yeah. Give me… Give me a Tab.
B: Tab? I can’t give you a tab unless you order something.
A: Right. Give me a Pepsi Free.
B: You want a Pepsi, pal, you’re gonna pay for it.
A: Just give me something without any sugar.

ちなみに、Tabは1960年代にコカ・コーラから発売された糖分ゼロ飲料です。しかし、店主にとってのtabは「伝票」の意味でしかありません。「伝票は注文してからだろ」と返されるわけです。このちぐはぐな会話のおもしろさは、翻訳では表し切れないんですよね。

食品表示に関連するフレーズを紹介してきたので、もうひとつ。「遺伝子組み換えでない」と見かけます。これを英語では、

(8) non-genetically modified

と言います。これを略した形の

(9) non-GM

という表記もあります。

「遺伝子組み換え」は、

(10) genetically engineered

とも言い、

(11) genetically engineered food
(遺伝子組み換え食品)

のように使います。

蛇足ですが、「遺伝子組み換えでない」の「でない」、見るたびに気になる私です。他の言い方はなかったのでしょうか。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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