■make changes vs make change
changeの使い方で意味ががらりと変わります。
■今日のフレーズ
1. make changes
変化を起こす、新しいことをする
2. make change
お釣りを出す、両替する
■例文
(1) I’ve been thinking it’s time for me to make some changes.
(少し新しいことをするべき時期だと考えている)
(2) Can you make change for a 100?
(100ドル札で払うのでお釣りをお願いします)
■解説・コメント
名詞changeの用法について簡単にお話しします。
changeは可算名詞として使う場合と不可算名詞として使う場合があります。可算名詞changeは「変化」の意味で、a change, changesのように使います。一方、不可算名詞changeは「お釣り、小額紙幣・小銭」の意味で使われ、aを付けたり、複数形にすることはありません。
これだけでも日本人の英語学習者にはつらいところなのですが、表題のmakeを伴うフレーズで勘違いが起こりそうです。
make changesは「変化を起こす、新しいことをする」で、make changeは「お釣りを出す、両替する」の意味になります。例文(2)がこれに対応しています。こちらは、旅行英会話例文でおなじみの、Keep the change. (お釣りは取っておいて・お釣りはいりません) が参考になります。お釣りの意味では常にchangeと言えばいいのだな、と思い出すきっかけになります。
なお、例文(2)のa 100はa one-hundred dollar bill (100ドル紙幣) を簡略化した言い方です。ここで文化的な話になりますが、日本とは異なり、諸外国では高額紙幣での支払いは好まれません。店員によっては露骨に不機嫌な表情を見せます。背景事情はいろいろあるようですが、特に米国の場合なら、現金支払いは大きくても20ドル紙幣までにしておくのが妥当です。
とは言っても、近年はデジタル決済が一般化していますから、スマホの扱いに慣れていれば問題はないでしょう。
■音声確認
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!