■comply with [何々]

読書好きなら本棚には角○書店の本が一冊はあるでしょう。大手ですが、私の年代の人なら、70年代後半から80年代に映画を制作していた会社というイメージも強いかと思います。その○川書店は、いつのまにかKAD○○AWA Future Publishingのブランドカンパニーになっていました。企業の組織図は理解がむずかしいですな。

ニュースは他の企業から始まりましたが、オリンピックを巡る汚職事件で話題になっています。そういえば、昔から「汚職事件」と「お食事券」はダジャレの定番ですね。それはともかくとして、このようなニュースですっかりおなじみになった言葉が

コンプライアンス

です。「法令遵守」という意味ですが、なぜかカタカナでの言い方が定着しました。「法令遵守」の方が「なに?法令?遵守しなければ!」という感じでいいと思うのですが。それはともかくとして、コンプライアンスはcomplianceという英語から来ています。これには動詞形があり、

comply

と言います。発音と強勢はいつもどおり下のリンクから確認画面でチェックしてくださいね。

complyは大学受験向けの単語帳にも必ずと言っていいほど載っています。訳語は通常、

「(要求・規則に)応じる、従う」

となっています。この訳語を一瞥しただけで、フォーマルな単語だという感じがしますね。complyは、メディアでは「法律やルールに従う」という意味で使われることが多いです。企業不祥事などで使われるのも納得です。

ところで、complyは文法的には自動詞に分類されます。単体では「応じる、従う」という意味のみで、これに「何に応じる・従うのか」と目的語を続けたい場合は、前置詞のwithを使います。ネット検索してもわかりますが、

comply with [何々]

というフレーズで覚えることになります。フレーズ暗記は嫌だなあ、好きじゃないしなあ、と思うかも知れませんが、がんばりましょう。

comply withは、日常の会話でも使われることがあります。その場合は、「要求などに応じる」という意味で使われることが多いようです。一個人としての生活では、他者から要求やお願いをされたり、他者にすることがありますよね。それに応じる、応じてもらうという時にcomplyを使うことがあるわけです。響きはフォーマルになりますが、言い方を変えれば、丁寧な話し方だと言えます。例文を参考にして、自身でも使ってみてもらえればと思います。

インプットだけでは発信力は向上しません。実際に使うのがアウトプットであり、使うとしっかり身に付きます。表現力を強化するには、語彙を広くしていくのが有効です。あなたの語彙にcomplyも入れてあげましょう。

~今日のフレーズ~

comply with [何々]

((要求・規則に)応じる、従う)

■例文

(1) My partner is annoyed when I don’t comply with every request she makes.

(私のパートナーはリクエストに全部応じてあげないとイライラしてしまうのです。)

(2) Companies must comply with employment laws.

(会社は雇用に関する法律に従わなければならない。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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