■still life

何事も油断は禁物でございます。私は英語を自分の専門に選んだわけでございます。どうにか、そこそこのレベルに達したとは言え、ここでも油断は禁物なのです。

学校の先生として教壇に立っていたのを思い出しました。現在完了を教えると必ず出てくる単語があります。

still

です。単元の関係で、「今でも、未だに」と覚えてもらいます。現在完了を一通り学習すると、stillはこれで一旦終了です。ところが、高校レベルの英語に入ると、違う意味でのstillが出てきます。生徒たちからすると、一度習った単語で「おなじみ」です。他の意味があるとは思っていないので、改めて辞書チェックをする人はかなり少ない。

The sea is still.

という英文に触れた時、結構な数の人が「海は今でも」(??)と答えるのです。実は、stillには「静かな、穏やかな」という意味もあるのです。形容詞というやつですね。上の英文は、「海は穏やかだ」という意味なのですね。

基本単語は要注意。例えば、bookは「本」ですが、「予約する」という動詞の使い方もあります。同様に、stillは「今でも、未だに」という副詞、「静かな、穏やかな」という形容詞があるのです。

さて、今回紹介するのは

still life

です。上の説明に基づけば「静かな/穏やかな life」となりますね。lifeは「人生、生活」ですから、still lifeは「静かな生活」とでもなるのだろう、そう思うことでしょう。私もしばらくの間はそう思っていたのです。

何事も油断は禁物でございます。実はこれは美術の言葉

「静物」「静物画」

のことなのです。人生でも生活でもないのですね。びっくりでした。

私は音楽ファンで、特に古めの洋楽を好んで聴いています。ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のアルバムにStill Lifeというタイトルの作品があります。今回のフレーズを知ったのは、このタイトルが初めてでした。ですので、まさか美術の言葉だとは思いません。私は「穏やかな生活」という意味に取ったのです。

ところが実際には、still lifeは「静物(画)」だと知ることになりました。英和辞典でも英英辞典でも、そのように出てきますよ。もし「静かな生活」と言うとしたら、普通はquiet lifeとなります。

なお、still lifeを複数形で用いる時の注意点について。lifeの複数形は通常はlivesと変化します。still lifeの場合は、人生・生活の意味のlifeではないこともあり、別物として扱われ、単に-sを付けるだけのlifesとなります。

一人の人間があらゆるジャンルを網羅して知ることは不可能です。私自身は、芸術系、スポーツ系の英語表現は特に手薄になっているところ。少しずつでも知っていけたらなと思った次第です。

ちなみに、「静止画」を「スチール写真」と言うことがあります。このカタカナはあまりよろしくなくて、stillのことです。steel (鋼鉄) ではありません。

~今日のフレーズ~

still life

(静物、静物画)

■例文

(1) She prefers still life to landscape painting.

(メアリーは風景がより静物画の方が好きなんです。)

(2) I went to an exhibition of 17th century Dutch still lifes.

(17世紀オランダの静物画の展覧会に行ってきましたよ。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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