■as a consequence

健康上特に問題がなければ、人間は言語を使う能力を等しく持っていますが、運用能力は生育環境、教育環境によって異なってきます。物事を順序立てて、相手にわかりやすいように話せるかどうかは、その言語のネイティブかどうかとは別の話です。

いわゆる国語力が重要になってくるわけですが、小学校や中学校では接続語を習います。学校で習わなくても、知っている言葉ですし、「そして」と「しかし」などは問題ありません。ところが、どういうわけか授業で習うと訳がわからなくなる言葉がありますよね。試験で出題されると、頭が混乱することがあります。文中の空欄に適切な接続後を入れなさいという問題。「ただし」「しかも」「そのうえ」など、空欄の前後を比べて判断しますが、授業、テストになるとどうもなあとなることがしばしば。

英語でもこの点は同じようで、接続表現の使い方が上手な人と曖昧な人がいます。英語そのものを話す練習は必要なのですが、慣れてきたら、相手に伝わる言葉を心がける、つまり日常論理を訓練することが必要になってきます。

今回紹介するのは、英語の「結果として、結果的に」に当たる表現です。英語初級者であれば、andsoを使えれば十分です。中級に進んで行くと、as a resultをよく見るようになり、高校英語では頻出です。resultが「結果」の意味の名詞で、前置詞as (~として) を加えたas a resultで「結果として」になります。

話す内容がもう少しフォーマルだったり専門性が上がると、resultの同義語であるconsequenceも使われるようになります。ここでも、as a consequenceasを使って表します。resultと違うのは、consequentlyという副詞形1語でも使われる点です。

英語であれ日本語であれ、同じ意味、似た意味(ニュアンス違い)の言葉がたくさんあります。それらを一覧にして一気に暗記する人がいますが、たいていは混乱すると思います。ひとつひとつ、具体例の中で使って応用しながら身につけていく方が、遠回りに思えて実は近道。というわけで、今回はas a consequenceconsequentlyに集中してください。

~今日のフレーズ~

as a consequence 結果として、結果的に

■例文

(1) The product was not popular. As a consequence, the sales decreased drastically.

(その製品は人気がなく、結果的に売上は大幅に減少した。)

(2) Writers become more and more influenced by TV, movies and videogames. Consequently, thought will disappear from art and literature.

(作家はどんどんテレビ、映画、ゲームに影響され、結果的に芸術と文学から思想が消えてしまうことになるだろう。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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