■nit-picky

細かい作業は好きですか?私は匠の技が好きなので、創作の現場のドキュメンタリーなどを見ると、作り手のこだわりがあちこちに感じられて参考になることが多いです。受け手が必ずしもそこに気づくわけではないですが、いろいろな工夫やデザインがありますよね。10年以上前、細かいことに徹底的にこだわって編集したビデオをプレゼントしたことがあります。喜んでもらえましたが、こだわった部分が細かすぎてそこは気づいてもらえませんでした。作り手の思いが必ずしも伝わるものでもないと気付かされました笑

創作物などでのこだわりは誰にも迷惑がかからないので、思う存分楽しめます。しかし、「重箱の隅をつつく」という表現がありますが、悪い意味でこだわると良いことはありませんよね。私も重箱タイプの傾向が強いので、遅まきながら日々おおらかに、心穏やかであるように心がけています。

悪い意味でのこだわりが強い人を形容詞で

nit-picky

と言います。pickypickは「つまみ上げる」で、その前にあるnitは毛ジラミ、寄生虫などの卵のこと。編み物のニットとは違います(同音でもそちらはknit)。要するに小さいものなのですが、それをつまみ上げるようなさまだということです。ちっちゃな虫の卵をひとつ見つけてはつまみ上げ、また次もというような性格、それがnit-pickyなのです。つづり上はハイフンを用いないnitpickyもありますが、私はハイフンがある方が読みやすくて助かっております。

「重箱の隅をつつく」と動詞として表現した時には、nit-pickとすればオーケー。また、動詞の語尾に-erを付けると「~する人」となる基礎知識を使えば、nit-pickerという言い方も簡単に理解できますね。

完璧主義を捨てることが大事、とビジネス書や自己啓発書でよく見かけます。小さいことにこだわりすぎると次に進めないという意味では、nit-pickyであることは弊害になります。気をつけたいものであります。

~今日のフレーズ~

nit-picky 細かいことにうるさい

■例文

(1) I don’t want to work with John because he is so nit-picky.

(ジョンとは仕事をしたくない。細かいことにうるさいから。)

(2) If you spent less time nitpicking, you’d get more work done.

(細かいことへのこだわりを減らせば、もっと仕事が捗るのに。)

■Today’s One Word

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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