■tremendous
英会話の練習と言えば「あれはどう言う?これはどう言い表す?」が中心です。私も例外ではありません。自分の伝えたい事柄をいかに表現するかに注力します。
ところが、こんな経験をしました。相手の話に対してうまく「評価の言葉」をかけてあげられないのです。評価と言ってもおおげさな意味ではなく、「すばらしいね」「すごいね」などの感想のことですが。たいて出てくるのは、“Wow!”や“Great!”です。悲しい知らせに対してなら、“Oh, no.”や“Too bad.”など。
普段の英語練習では、アカデミックな議論にも対応できるように、関係代名詞や仮定法などに注意しながら「長い文」で話せるようになろうとしていました。それはそれでいいのですが、日頃の生活では何気ない会話の方が圧倒的に多いわけでして。
“Wow!”と“Great!”でしか切り替えせない自分の会話力ってどうなんだろうと思ってしまったわけです。「すごいね」と言う時に2フレーズしか使えないのは、上達を目指す者としてはとても物足りない気がすると思いませんか?
普段の会話で使える「すごい、すばらしい」の英語はたくさんあります。例を挙げようとしてもキリがないですが、挙げてみましょう。wowやgreatの他には:
good, nice, cool, wonderful, excellent, terrific, impressive, incredible, awesome, fantastic, etc.
若い人たちが使うスラングを含めると、もっともっと出てくることでしょう。
自分が話すだけではなく、相手の話にも耳を傾け、その都度リアクションをしてあげるのも意思疎通では大事なことです。自分の過去の経験も踏まえてになりますが、今回は
tremendous
を紹介しようと思います。辞書の定義は「数量や程度が非常に大きい」「非常に良い」となっていますので、会話的には「すごい」です。
このような語句は一度に複数を覚えてしまっても、頭の引き出しの中に収まってしまうだけで、有効に取り出すのが難しくなります。そこで、「今日のリアクションワードはtremendousにしよう」というふうに、あらかじめ決めておきましょう。次の日は別の語に、また次の日は違うものにしていくと、各語を実際に使う経験ができ、頭より口が覚えてくれますので、そのうちバリエーション豊かに「すごい」を言えるようになりますよ。
このようなリアクションワードは、多数用意しておくと会話自体が楽しくなるので不思議です。ぜひお試しを。
~今日のフレーズ~
tremendous ものすごい、とてつもない、すばらしい、すさまじい
■例文
(1) She was making a tremendous effort to pass the bar exam.
(彼女は司法試験に合格するためにものすごい努力をしていた。)
(2) You won? That’s tremendous!
(勝ったって?すごい!)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!