■look upon A as B
大人の外国語学習は小さな子どものようにはいかないので、日本語(和訳)の助けを借りる方がスムーズなことが多々あります。特に、個々の単語を覚える時などは辞書などの訳語に頼っても問題はありません。
ただし、辞書の訳語には「お堅い」ものが多いです。紛らわしさが生じないように、誤解が生じないようにという配慮からですが、日常的ではない訳語はたくさんありますね。
「みなす」もそうです。そんなに普段の生活で使う言葉ではありません。そうすると、高校で習うconsiderやregardなど「みなす」と訳される動詞が、日常語ではないような印象を受けることもあります。洋書や映画に多く触れることで、その印象は払拭できますが、練習初期だとインプットが少ないですから、判断がしづらいですね。
look upon A as B
これも、「AをBとみなす」という訳語が添えられるフレーズですが、日本語ほど堅いニュアンスではありません。lookという日常語からもわかる通り「普通の会話」で使われる表現です。「AのことはBという感じで見ているよ・捉えているよ」という気持ちを言いたい時に使ってみてください。
類似表現に、think of A as Bがあります。方やlook、方やthinkですが字面とは違い、どちらも「考え、感じ方」を表すフレーズです。人や物のことを自分はどう感じているか、これはよく話題になりますから、重宝するフレーズだと思いますよ。
なお、look upon A as Bと伝えても、uponの存在が忘れられることが多いので、フレーズ暗記の時には、前置詞などの小さい単語も意識的に覚えるようにしましょう。
~今日のフレーズ~
look upon A as B AをBとみなす
■例文
(1) I’ve lived here so long that I look on this town as my home.
(ここには長いこと住んでいるので、この町は自分の家みたいなものだよ。)
(2) I look upon the years to come as another golden opportunity.
(私たちはこれからの年月をさらなる好機と捉えています。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!