■be rewarded
人も動物もご褒美をもらうと嬉しくなり、行動が積極的になります。勉強や仕事がつらい時はどうしたらよいかという質問について、よく耳にするアドバイスは自分へのご褒美を用意するとよいというもの。小さいゴールを設定して、そこまでがんばれたら甘い物やゲームなどの時間を許すことにすると効果的だとのことです。
名詞の「褒美」あるいは動詞の「褒美を与える」を英語ではrewardと言います。今回のフレーズはbe rewardedという受け身の表現。直訳は「褒美を与えられる」ですが、転じて「報われる」です。
rewardは発音でも注意しましょう。敢えてカタカナ表記すると「リウォード」です。
rewardやawardを「リワード」「アワード」と言う人は跡を絶ちません。rewardは「リウォード」ですし、awardは「アウォード」です。テレビや他のメディアがローマ字読みの表記をするので、信じる人が多いですが、実際の音は違うのです。
アルファベットはローマ字読みすればよいと考える人が依然として多いです。つづりにaとあるから「ア」と言うとは限りません。allだって「オール」です。映画Star Warsを「スターワーズ」と言う人はいません。でもwar単体だと「ワー」と言う人が多いですな。
話をbe rewardedに戻します。これで「報われる」なので、日本語の言い方と同じように、主語には物を持ってきます。「努力が報われる」「忍耐が報われる」「苦労が報われる」という言い方をしたければ、be rewardedを使えばバッチリです。
他の言い方には、pay offもあります。例えば、下の例文(1)は、Your efforts will pay off.と言い換えることができます。payは「支払う」ですが、pay offは「投資などが利益をもたらす」という意味なので、そこから「努力などが良い結果をもたらす」、つまり「報われる」の意味でも使われるのです。あわせて覚えておいてくださいね。
~今日のフレーズ~
be rewarded 報われる
■例文
(1) Your efforts will be rewarded in the long run.
(長い目で見れば、あなたの努力は報われます。)
(2) This cake takes two hours to cook, but your patience will be richly rewarded.
(このケーキは作るのに2時間かかりますが、忍耐は大いに報われますよ。)
■Today’s One Word
今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!